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CIEEレポート

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このコーナーでは、教育関係の皆様に耳よりの、CIEE日本代表部が主催・参加したセミナーやイベント等についてレポートします。

今回は、11月10日から3日間、アメリカのフィラデルフィアで開催された2010年度CIEE年次大会と、12月4日に大阪で開催された「Criterion研究会」についてご報告します。

CIEE年次大会レポート

国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部
エグゼクティブ・アドバイザー
仲野友子

2010年度CIEE年次大会が11月10日から3日間、アメリカのフィラデルフィアで開催された。今年のテーマは、「In Pursuit of Excellence: Prioritizing Quality as Study Abroad Evolves」。主にアメリカのCIEEメンバー大学の教職員約700名が参加し、アメリカ人学生を対象とした海外留学の在り方について30余りの分科会で議論を展開した。

「学生の多様なニーズに応えるため様々な海外留学のモデルを創り出してきた今、どのようにして質の確保ができるのか、学生、保護者、教員の期待に応えているか、IT技術の進歩が、留学のモニターや評価の仕方をどのように変えているのか」という問いが、学術的、実務的な視点から考察された。具体的な内容にご興味のある方は、こちらを訪問していただきたい。

CIEE本部のWebサイト(英文)
http://www.ciee.org/conference/philadelphia/schedule.aspx

ペンシルベニア大学のDr. Richard Beemanによる基調講演

【ペンシルベニア大学のDr. Richard Beemanによる基調講演】

CIEEはメンバー大学の協力を得て、40か国120余りのプログラムに毎年5,000名のアメリカ人学生をサマー、セメスター、または一年間派遣している。年次大会には、各国の受入大学のレジデント・ディレクターが集合し、企画改善のためのトレーニングを受けるとともに、参加者を対象とした国別の交流会を行い、現地の情報を詳しく知りたいという教職員のニーズに対応した。

ところで、CIEEの理事の1人、ノーマン・P・ニューライター氏(Dr. Norman P. Neureiter)が、日本・アメリカ合衆国間の科学技術交流の促進に寄与した功績により、秋の叙勲で旭日重光章を受章された。大会中にこの朗報を得たCIEE日本代表大竹和孝が立食パーティーで、同氏のインタビューに成功したので紹介する。

なお、ニューライター氏の足跡はアメリカ大使館のプレスリリースで詳しく紹介されているので参照していただきたい。
http://www.us.emb-japan.go.jp/english/html/pressreleases/2010/110310neureiter.html

ノーマン・P・ニューライター氏と大竹和孝

【ノーマン・P・ニューライター氏と大竹和孝】

大竹:日本の若者に一言お願いします。

ニューライター氏:私はアメリカ人学生に留学の経験を勧めています。留学しないことは大きな損失だと思います。彼らは日本のみならず他の国々を訪れ世界を知るべきです。同じ事を他の国の人々にも勧めますし、日本の学生にも勧めます。外国語を学び、他の文化を理解しなければなりません。なぜなら、世界はグローバル化し、日本人もその重要な一端を担っているからです。

大竹:日本の何がお好きですか。

ニューライター氏:(笑)沢山あります。食べ物、文化、尊ぶべき自然。山や川、丘や岩などから感じられる日本の精神が好きです。お蔭で、5年間楽しく暮らせました。それから、日本の仲間と働く機会を得たことは大きな喜びであり、とても満足しました。なぜなら、お互いに理解し合い、信頼し合えたからです。それは、国際関係でとても重要なことです。

大竹:外国語を学ぶことで一番重要なことは何ですか。

ニューライター氏:そのことばに浸りきることです。つまり、そのことばが話されている国でしばらく生活をすることです。私の最初の海外体験は、フルブライト奨学生としてのドイツ留学です。ドイツ語をうまく話せるようになりドイツ人と思われたこともありました。しかし、日本では、日本語はそれほどうまく話せなかったので、誰も私が日本人だとは思いませんでしたよ(笑)。とにかく、浸ることです。なぜなら、ことばは、書く、話すという2つを持っています。ことばを聞く環境で耳を慣らさない限り、そのことばを本当に知ったとは言えません。ですから留学は、どの国の人にとっても、とても重要です。この理由で、CIEEの理事を14年間も務めてきました。

大竹:今期でCIEE理事を退任されるとのことですが、どのようなCIEEの将来を期待していますか。

ニューライター氏:CIEEはすばらしい組織です。事業が発展し、新たな国での企画が開発され、もっと多くの人々が関わり、メンバー大学が増えることを期待します。アメリカ人学生が、留学し他国の人々と交流することは、21世紀に世界平和を築く上でとても重要です。長い道のりですが、留学はその目標を達成するための基盤要素の一つであると思います。

大竹:ありがとうございました。

Criterion®研究会 in 大阪

国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部
国際交流促進部 星川 朗

Criterionは、時間と手間がかかる英文ライティング指導において効率的かつ効果的な指導ツールであるとご好評をいただいています。そのため、西日本においても様々なテーマを持って、過去福岡や名古屋などで、研究会を行ってまいりました。今回それらに続くものとして、「いかに効果的に使うかを知りたい」というユーザー様の声を受けて、去る12月4日(土)、JR大阪駅にある常翔学園大阪センターにて「Criterion研究会」を開催しました。主にCriterionをご利用いただいている団体、またご関心いただいている大学・短大・高校の教職員約20名の方々が参加されました。

研究会前半は、Criterionをご活用いただいている3大学からの指導事例紹介です。

まずは大阪女学院大学のWilliam Cline先生による、利用した学生のアンケート結果なども交えた利用状況の発表で、利用した学生の半数以上が満足したとのアンケート結果が印象的でした。

大阪女学院大学 ウィリアム・クライン先生

【大阪女学院大学 William Cline先生】

次に甲南大学の国際言語文化センター津田信男先生より、ライティング授業のカリキュラムやその中でのCriterion利用方法や評価、利用している教材などについてご説明いただきました。Criterionを用いたライティング指導がTOEFL iBTのスコアアップに役立っているとの事で、Criterionの有効性を再認識できたお話でした。

甲南大学国際言語センター 津田信男先生

【甲南大学国際言語センター 津田信男先生】

最後に立命館大学から生命科学部・薬学部の鈴木佑治先生、山中司先生、近藤悠介先生が、現在取り組んでいる英語カリキュラムの概要、その中でのCriterionの役割をご説明されました。
Criterionの本格的導入はこの秋からとの事でしたが、カリキュラム自体が海外に発信していく力を付ける事を目標としている事もあって、今後のご利用結果が大変楽しみです。

立命館大学 生命科学部・薬学部 鈴木佑治先生、山中司先生、近藤悠介先生

【立命館大学 生命科学部・薬学部 鈴木佑治先生、山中司先生、近藤悠介先生】

後半では立命館大学の鈴木佑治先生にモデレーターをお願いし、発表してくださった先生方を前にパネルディスカッション形式とし、参加者全員での意見交換の場としました。
会場のユーザー様からは現在の利用状況や成果、そして悩みなど、またこれからお使いいただく予定の団体様からはアドバイスを求められるなど、様々なご意見が飛び交い、中にはCIEEに対してCriterionをより使い易くするためのアドバイスもいただき、我々にとっても大変実りある研究会になりました。

研究会終了後もいたるところで名刺・情報交換されている先生方がおられ、本研究会がCIEEのみならず、ご参加いただいた先生方にとっても意義のある時間であった事を喜ばしく思います。

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