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日米教育委員会主催 TOEFL®
iBT説明会* -傾向と対策- 現場レポート |
去る2007年2月9日(金)に、日米教育委員会主催のスペシャル・セッ ション 「インターネット版TOEFLテスト(TOEFL iBT)説明会 -傾向と対策- 」が東京アメリカンセンターで開催され、当協議会によるTOEFLテスト一般説明のほか、京都大学 青谷正妥(あおたにまさやす)助教授による、TOEFL iBTの傾向と対策についてのご講演がありました。青谷先生は、ご自身でTOEFL iBT満点を取得しているとあって、説得力も満点。会場のみなさんは一言も聞き逃してはいけないと、最後まで真剣に聞き入っていました。笑いも情報も豊富につまった、とても貴重な二時間でした。
* 当協議会主催のTOEFL® iBT説明会とは異なります。
今回は、当日の盛りだくさんの情報の中から、重要なポイントを青谷先生ご自身がピックアップしてくださいました。TOEFL iBT受験をお考えの方、必見です!
| 青谷正妥 助教授 プロフィール |
1954年 大阪生まれ。京都大学理学部卒。
同大学院一回生の折に渡米。以後20年間在米。
メリーランド大学、プリンストン大学、ニューヨーク市立大学に学び、カリフォルニア大学バークレー校より数学博士号取得。滞在中、スタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学など15の大学で働き、化学・生物学・数学・統計学・物理学・天文学・日本語・経営学・電子工学・コンピューターの講義を担当。英語検定1級、TOEIC、TOEFL CBT、TOEFL iBTすべて満点。
1999年より京都大学国際交流センター助教授。国際教育、理系の英語講義、英語教育を担当。 「普通はやらない事もやる」がモットー。 |
『TOEICの990点はTOEFL CBTでは270点、英語検定1級はTOEFL CBTで260点相等と言われる。TOEFLは本当に難しい。
TOEFL iBTは特に難しい試験で、これまで以上に英語運用力に力点が置かれ、流暢さと自動性が無ければ高得点は難しい。自動性は統合問題と言われる読・書・聞・話の内の複数の技能を要する問題にも要求される。端的に言って日本人には非常に難しい。
ただ、ETSのmissionsの一つは、TOEFL用のテスト勉強が実際の運用力養成に直接役立つと言う事で、小手先の受験術ではなく、英語力を身に付け、『総合的英語力が有るので、当然TOEFLでも高得点が取れる』と言う王道を歩むべきである。
但し、どんな試験でも、事前に試験内容を知っておく事は肝要で有り、そう言う意味での傾向と対策は避けられない。「敵を知り、己を知らば、百戦危うからず」』
『Resourcesとしては、先ず本家のETSが出している“The Official Guide to the New TOEFL iBT”が外せない(編集者注:当協議会ホームページからも購入可能)。
また、青谷も個人サイト等で情報を提供している。
- http://aoitani.net/TOEFL_iBT_12.doc(TOEFL iBTの詳しい説明)
- http://aoitani.net/TOEFL_iBT.html(青谷のTOEFL iBTのスコアレポート等)
- http://aoitani.net/(講演・説明会等)
- メールマガジン(英語のコンビニ:目からウロコの英語情報): http://www.mag2.com/m/0000113907.html
尚、試験全体でメモ取りが可能となった。紙と鉛筆が試験場で配布される。 』
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Reading:文が長くなったのが最大の違い。 |
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『700語の文(12ポイントならA4で1枚半くらい)で、どんどん読めなければ出来ない。ここでもreadingのfluencyとautomaticityが要求される。』 |
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『パラグラフ毎の問題が殆んどで、全体を読むより、パラグラフを一つ読んではそれに該当する問題に答えるのが良い。と言うより、このやり方で無ければ時間が足りないであろう。』 |
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『最後に、全体の要約をしたり、文の内容に関する表を作成したりする新タイプの問題が有り、配点が倍くらいである。2分くらいはすぐに掛かる問題が多い。』 |
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『これまで以上に、文構造の理解より、文意の理解を尋ねる問題が多く、選択肢も注意深く読まねばならない。』 |
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Listening:CBTからの変化・変更が一番少なかったセクション。 |
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『微妙なニュアンスを尋ねる新問題が有る。(例:Do you think he will appreciate it?が「そんな事をしたら彼が嫌がるので止めておけ」の意味で使われる。)』 |
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『会話も講義も3分から5分で、長い。』 |
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『短い会話の問題は無くなった。』 |
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| Speaking |
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『全体で6問:独立問題と統合問題』 |
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『第1問:自分の経験や一般的な事柄(定番は「大切な出来事」「好きな事や物」「影響力のあった人」など)に付いて話す。準備15秒、スピーチ45秒』 |
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『第2問:二つの対照的行動・状況・意見につき、二者択一で選択理由を述べる。「一般教養と専門はどちらが大切か」「大学一年生は全員寮に住むべきか」「テレビは善か悪か」等日常的な課題が多い。準備15秒、スピーチ45秒』 |
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『第3問:大学生活に関連する文を読み、それについて意見を述べ合う会話を聞き、質問に答える。意見を述べるのではない。定番は「大学の方針」「規則や手続き」「大学の将来計画」「大学内の施設・設備」「学生生活の問題点」等。準備30秒、スピーチ60秒』 |
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『第4問:一般的で抽象的な内容の文を読み、より具体的で例や反例や応用の入った講義の一部を聴き、両者の要点をまとめる。アカデミックな話題が出る。自分の意見を述べるのではない。準備30秒、スピーチ60秒』 |
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『第5問:問題の描写と、二つの解決策の会話を聞き、内容をまとめ、解決法につき意見を述べる。準備20秒、スピーチ60秒』 |
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『第6問:講義で問題点や用語・概念の解説を聞き、主要点をまとめる。意見を述べるのではない。準備20秒、スピーチ60秒』 |
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| Writing |
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| 練習の3要素 |
| @ |
『音出しその物の訓練としての音読』 |
| A |
『脳内の資源蓄積』 |
| B |
『流暢さと自動性(Fluency and Automaticity)の養成』 |
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『@は話す以前に、読む事すらスムーズに出来ない人には肝要です。
Aの資源とは単語や表現(人によっては文法も)の知識の事で、TOEFL用の単語も含みます。本当は7,000から9,000語の語彙が理想です。
Bは多読・多聴等の量をこなす訓練と、時間制限等でtime pressureを掛ける訓練で培われます。』 |
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| 『最後に、英語の習得には数万時間、習熟は10年を要すると言われますので、今すぐに始めてやり続けます。太く・多く・長くやって下さい。』 |
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『渾身の努力が実を結ばない時……. 人は更に努力を続けます。
「学びても、なほまなびても、学びても、まなびたりぬは、学びなりけり」と言う川柳が有ります。
自己研鑽を続けて下さい。
努力したら必ず成功する程人生は甘くありません。
それでも、
自己研鑽を続け続けて下さい。
兎に角、『挫折禁止』!』 |
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ご参考:日米教育委員会ホームページ
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