達セミに学ぶ 英語学習のヒント

全国の熱血教師による授業に学ぶ英語学習方法伝授

東京都立武蔵高等学校附属中学校/山本崇雄先生
  • 東京都立武蔵高等学校附属中学校
  • 山本崇雄先生
今回のヒント
分かったことを絵や図にしてみよう

 

文法を絵や図で表現してみよう

文法を学習する上で大切なことが2つあります。1つ目は、何度も音読したり、書いたりして繰り返し、その文法に触れ慣れ親しんでいくことです。習うより慣れろの感覚で、口から出てくるようトレーニングします。トレーニング方法については、様々な方法がありますが、授業で扱っている、「たてよこドリル」のメソッドは基礎文法の枠組みを習得するのに効果的です。関心のある方は『21マスで基礎が身につく英語ドリル タテ×ヨコシリーズ』(アルク/山本崇雄(監修))を手に取っていただければ幸いです。高校入門編や日常会話編、英検対策など全6シリーズ出ていますので、ご自身の目的に合わせて利用していただければと思います。このメソッドは、素早く例文を音読したり、書いたりすることで反射的に英文が口から出てくるようにトレーニングしていくものです。
・アルクホームページ:【アルク広報ニュース】かつて英文法につまづいた人に朗報

2つ目は、文法の仕組みを理解することです。分からない文法があったとき、文法書や教科書、ときにはインターネットを検索して調べることもあると思います。そのとき、分かったことを自分なりにまとめてみましょう。

文法を絵や図で表現してみよう

文法を絵や図で表現してみよう

これらは、私が教えている中学生がまとめたものです。学校の授業では、私は文法を生徒自身に学ばせています。私が板書して解説することはありません。トレーニングで慣れ親しんだ文法項目を、白紙にまとめさせます。一番良くまとまっている作品を全員にコピーして、生徒が文法の解説を行います。私は補足する程度で、細かく解説することはありません。
高校生には、習う範囲の文法項目の参考書に一通り目を通させた後、疑問を作り、その疑問を解決する3分の動画を作らせたりします。

文法が分からないときの解決方法を、自分なりに身に付けると良いと思います。文法の解説書が1冊あると良いでしょう。中には、絵や図を多く取り入れたものや、身近な例文がたくさん出ているものもあります。手にとって、自分でまとめ直す観点で選ぶと良いでしょう。

インターネットにも文法の解説のページや動画がたくさんありますが、正確性に欠くものもあります。誰が、誰向けに書いているのかを良く吟味し利用することが大切です。

読んで分かったことを絵や図にしてみよう

英語の小説やTOEFL® テストなどテストのリーディング問題を読んで、分かったことを絵や図にすると、英語の世界が広がっていきます。日本語を介さないので、英語を英語で理解することに近づきます。
あまり時間をかけず、人間などは棒人間で描写しましょう。特に5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、どのようにしたか)が分かるように描いていきます。英語はキーワード程度にとどめます。キーワードは付箋に書いて貼ると後で外せるので便利です。
デザインして伝える力は、英語など言語力と同じくらい大切だと思っています。

文法を絵や図で表現してみよう

これは中学校3年生が錦織圭選手の物語を読んで絵にしたものです。これを使って、分かったことを要約して話してみましょう。スラスラ言えるまで練習し、言えるようになったら付箋を外して練習します。絵だけで英語が出てくるようになったら、書いてみましょう。このとき、スペルや文法項目などにも注目して、正確性を高めていきましょう。

絵が上手でなくても、イメージを持つトレーニングとして継続して取り組んでみましょう。これを繰り返すうちに、英語を聞いたり、読んだりしているときに絵や写真が頭の中に浮かび、意味をイメージできるようになってきます。これが、英語を英語で理解するということなのです。

[参考図書]
なぜ「教えない授業」が学力を伸ばすのか』 日経BP社/山本崇雄著

 

東京都立武蔵高等学校附属中学校 山本崇雄先生
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