ETS公認トレーナー直伝 TOEFL iBTテスト対策、ここがポイント!

2015.09.29

listening【対象レベル:全員】

第31回 TOEFL iBT®テストスキル向上シリーズ その2
Identifying Problems

TOEFL iBTテスト各セクションについて>>

皆さんこんにちは。9月も後半になり、肌寒い気候が続くようになってきましたね。学校や仕事も大分落ち着いてきたのではないでしょうか。

今月はSpeaking公開添削をお休みさせていただき、代ってTOEFL iBT®テストスキル向上シリーズの続きをお届けしようと思います。ちょうど1年前の連載(第19回 TOEFL iBT® テストスキル向上シリーズ その1 Summarizing Skill について)でSummarizing Skillについて勉強しましたね。今回は2つ目の重要なスキルを取り上げます。

Reading、Listening、Speaking、Writingを問わず、TOEFL iBTテストにおいては「problems = 問題点」が頻繁に出題されます。例えば、

  • ・Speaking Task 5における “Summarize the problem the speakers are discussing”
  • ・Listening conversationにおける “What is the student’s problem?”

などのように、直接出題に関わるケースもあります。一方で、

  • ・Readingで世界の砂漠化の深刻さと原因、今後の展望について書かれている

など、全体的な内容理解の一部分として問題点を把握する必要がある場合もあります。

いずれにしても重要なスキルは、以下の3つにまとめられます。今回はListening 題材を使いながら練習していきましょう。

Identifying Problems Skillその1. 冒頭で問題点をすぐに認識できること

会話や文章の出だしから問題点が挙げられ、それがベースとなってその後の展開につながるパターンはよくあります。例えば次のListening conversationの一部を読んで、その問題点が何かをすぐ理解してみてください。

 

  • Narrator:Listen to a conversation between a student and a librarian.
  • Student:Hi. I’m new here … I, uh, couldn’t come to the student
         orientation—and I’m wondering if you can give me a few quick pointers
         about the library? I’d really appreciate it.
  • Librarian:Sure. I’d be glad to….
  • Question:Why does the student come to the library?
          (A) To learn about the library’s resources
          (B) To ask about interlibrary loans
          (C) To attend the new student orientation
          (D) To start work on a research project

(ETS TOEFL iBT® Test Quick Prep, Vol.1, Listening Practice Set 1より)

このように、冒頭のちょっとしたやり取りだけですでに一問出題されるのですね。今回は文字で読んでいただきましたが実際にはいきなり音声がサッと流れるだけですので、最初から集中して聞くようにしましょう。

ここでの問題点は、男性の “I, uh, couldn’t come to the student orientation”という部分ですね。明確に “My problem is…”とは言っていませんが、”I couldn’t…”と否定形に注意をすれば、何かができなかった、困っている、というニュアンスがすぐに取れます。そしてそれにより今回の出題で問われていた「男性が図書館に来た理由」というのがその後の “I’m wondering if you can give me a few quick pointers about the library?”(図書館について簡単に説明してくれませんか?)にあたります。pointer = 助言、アドバイスの事です。ですから正解は(A)ですね。

Identifying Problems Skillその2. その問題点の原因をできるだけ詳細に把握すること
Identifying Problems Skillその3. その問題点の影響や、対処法などがないかを追う

2点目と3点目は一緒に学習していきましょう。ただ冒頭で問題点を把握するだけでは足りません。その後のフォローアップが必要になってきます。そのフォローとは「原因」「影響」「対処法」です。これらをしっかりと聴き、更にはメモに記す事が必要です。

それでは次のリンクから音声を聞いていただきます。本試験のようにメモ取りを行ってみてください。その際、「問題点」「原因」「解決策」に注意しながら情報を記すようにしましょう。

ETS公認トレーナー直伝 TOEFL iBT® 対策、ここがポイント!:Q
Now listen to two students as they discuss the announcement.
*左のアイコンをクリックするとすぐに音声が流れます
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  • Q1: Why does the woman go to see her professor?
       a. To get materials for a class she missed
       b. To discuss an assignment she is working on
       c. To ask a question about a video her class recently watched
       d. To inform the professor of changes in her schedule
  • Q2:Why does the professor change his mind about when he will lend
       the woman the video?
       a. He remembers that he does not have the video in his office.
       b. He realizes that the woman does not have a VCR
       c. He is worried that he will not have the video back in time for his class
       d. He realizes that he will not need the video until the following week.
  • Q3:Why will the woman stop by the professor’s office on Friday morning?
       a. To return the video to the professor
       b. To get the video from the professor
       c. To hand in an assignment to the professor
       d. To discuss the handouts with the professor

(ETS TOEFL Practice Testより)

Skillその1で扱ったのと同様、Q1は問題点=会いに来た理由になっていますね。そしてQ2とQ3は問題点のその後、つまり解決策についての詳細が必要となってきます。

解答とスクリプトをここから参照して、各自で答え合わせと内容理解をチェックしてください。

次回(第32回 TOEFL iBT®テスト Speaking対策 公開添削指導⑨ Integrated Task 4の対策法)はSpeaking Integrated taskの公開添削学習を予定しています。お楽しみに!

TOEFL iBTテスト® テスト Readingセクションについて
TOEFL iBTテストのReadingセクションはアカデミックな長文読解問題で構成されています。 問題数は3~4パッセージ(各パッセージ約700語、12~14問)です。時間は60~80分です。詳細はこちらをご確認ください。

TOEFL iBTテスト® テスト Listeningセクションについて
TOEFL iBTテストのListeningセクションは「会話」「講義」の2種類で構成されています。問題数は「会話」が2~3題(1題につき約3分、5問)、「講義」が4~6題(1題につき3~5分、約500~800語、6問)です。時間は60~90分です。
また、マイク付きヘッドフォンを使用しての受験になります。詳細はこちらをご確認ください。

TOEFL iBT® テスト Speakingセクションについて
TOEFL iBTテストのSpeakingセクションは「Independent Tasks」と「Integrated Tasks」の2種類の形式、全6問で構成されています。
「Independent Tasks」は問題数が2問、準備時間15秒・解答時間45秒です。
「Integrated Tasks」は、同時に複数の技能を測定する問題となり、問題数は4問です。
「読んで聞いて話す」問題が2問で準備時間30秒・解答時間60秒、「聞いて話す」問題も2問で準備時間20秒・解答時間60秒です。
また、マイク付きヘッドフォンを使用しての受験になります。詳細はこちらをご確認ください。

TOEFL iBT® テスト Writingセクションについて
TOEFL iBTテストのWritingセクションは「Integrated Task」と「Independent Task」の2種類の形式、各1問、合計2問で構成されています。
「Integrated Task」は、同時に複数の技能を測定する問題となり「読んで聞いて書く」内容です。時間は20分です。
「Independent Task」は、与えられたトピックに対して自分の意見を述べる内容です。時間は30分です。
また、タイピングのみの解答となります。詳細はこちらをご確認ください。

 

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五十峰 聖先生
  • 五十峰聖先生
  • ETS Authorized Propell Facilitator
  • 立命館アジア太平洋大学(APU) 教育開発・学修支援センター 准教授
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