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CIEE JAPAN 50周年記念スカラーシップ

受賞者報告書

 

1.参加の動機

私がCIEE JAPAN 50周年記念スカラーシップに応募した理由は三点あった。 最初に、自分とは異なる生き方をしている人たちと交流し、自分を客観視する機会が欲しかったためである。なぜなら、私は今まで何かを決断する際に、周りの意見を気にすることが多かったのであるが、これから時を重ねるにつれて自分で決めるべきことは増える。そのため、大学生である今、周りに流されない自分を確立させたいと考え、その一歩として異なる背景を持つ人たちと交流したいと考えるようになったのである。


二つ目に、英語を能動的に活用したいと考えたためである。これまで勉強科目として受動的に英語を学んできたものの、英語で何かを学ぶ機会はあまりなかった。そんな私にとって、英語で何かを自分以外の全員がアメリカの大学生であるという特殊な環境で学ぶことはとても挑戦的で魅力的であると感じたのである。

 

そして、最後の理由は、限界を決めない自分になりたかったためである。なぜなら、私は、新しい環境に飛び込む時に不安になってしまい、自分にはできないかもしれないと萎縮してしまうことがあった。そして、自分でできたことさえもできなくなってしまうことがあったのである。しかし、そんな自分を変えるために、挑戦するのは今であると判断し、1ヶ月見知らぬ国でアメリカの大学生と過ごすことを決意した。

2.クラス全員を巻きこんだ、アクティブな授業

Dublin CIty University の校舎で、Shaping on the modern Irelandの授業を、月曜日から木曜日までの週に4回、10時から13時まで受講した。授業では主に、アイルランドの歴史を学びながら、ディスカッションを通じてアイルランドを形成するアイデンティティについて政治、経済、社会、文化の側面から分析した。先生は、アイルランド人の方で、クラス全員を巻きこんだ、アクティブな授業が特徴的であった。また、受講者18人のうちアイルランドの歴史について初めて学ぶ人がほとんどであり、授業中にBBCの関連する動画を見たり、ゲストスピーカーの講演を聞いたりする機会も多かった。そして、授業後は先生とクラスメイトで、課外授業としてダブリンの町や博物館などを見学したことで、講義の理解を深めることができた。


課題は、プレゼンテーションと1500文字のエッセイを行った。プレゼンテーションでは、先生が提示したアイルランドの歴史を学ぶ上で重要視される人物、出来事、場所の中で自分が関心あるものについて勉強し、クラスメイトに10分で解説するというものであった。また、エッセイにおいては、アイルランドに関するトピックで最も関心のある事柄について仮説を立て検証するものであった。

 

 日本人である私以外の全員がアメリカの大学生であるという環境の中で受けた授業は大変なこともあったものの、刺激的で、日本の大学ではできない貴重な経験となった。

3. クラスメイトとの交流、南アイルランドへの修学旅行

授業がある平日は大学近辺かダブリンの町にいることがほとんどであったものの、修学旅行として南アイルランドへ行く機会があった。それまでは、アメリカの大学生との交流が中心であったが、この旅行ではアイルランドの現地の方々と話す機会が多く、アイルランドの歴史認識を深めることができた。そして、アイルランドの郷土料理もみんなで楽しむことができ、とても良い旅であった。

 

また、夜にクラスメイトと一緒にサッカーをしたり、週末に友人とアイルランドの国技であるゲーリックフットボール観戦したことを通じて、アメリカの大学生とも仲を深めることができ、またアメリカや日本の関係について意見交換できたことも印象的であった。

 

4. 失敗を恐れず前向きに挑戦する姿勢が大切

アイルランドで過ごした1ヶ月を通じて、失敗を恐れず前向きに挑戦する姿勢の大切さを学んだ。私は今回たくさんの困難に直面した。アイルランドの独特な英語や、特殊な環境の中での授業では発言することも一苦労でグループワークではクラスメイトの助けが必要な時が多く、覚悟していたものの戸惑う場面が多かった。しかし、自分が恥ずかしがらずに積極的に質問し、困った時にはどこが難しいのか明確にして助けを求めることによって、先生だけでなく周りのクラスメイトもサポートしてくれたことから気持ちで負けないことの大切さを実感した。


また、失敗を重ねることは決してネガティヴなことではなく、そこから何かを常に学ぼうとする姿勢があれば、それらはポジティブなものとなり、いつかは自信が持てるようになると学ぶこともできた。

5.「グローバル・シティズン」とは-異なる考えを柔軟に受け入れ交流できることが大切-

自己分析ができ、異なる考えを持つ人々と互いの違いを認め合い交流できることが大切であると考える。つまり、皆それぞれが自分の意見を発するだけでなく、自分の知らないこと、わからないことを柔軟に受け入れることによって、社会はより多くの人にとって快適なものとなるのではないかと考える。

 

6. 海外から日本に来る方々の助けになれるような活動に取り組みたい

アイルランドで過ごした1ヶ月の間、先生方や友人達がいなかったら乗り越えられなかった試練がたくさんあった。そのため、私がどのようなことで苦労し助けられたのかを忘れずに、また、私を助けてくださった方への感謝の気持ちを胸に刻み、今度は自分が海外から日本に来る方々の助けになれるような活動に取り組んでいきたいと思う。


また、私は週末に街で友人と携帯の地図見ていた際に、いきなり後ろから見知らぬ人に携帯をとられてしまったため、これからは常に危機感を持って暮らしていこうと思う。

 

刺激的な1ヶ月をありがとうございました。