ユタ

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今回は春休みにアメリカ ユタの小学校で現地教員の教師アシスタント&ホームステイを体験した男子学生の体験談です。参加の理由から現地小学校での様子、ホームステイ先や日常の出来事まで詳しくご紹介します。

  • 西垣 竜太 さん / 大学1年生 (参加当時) / 公立小松大学 / 2~3月に2週間参加

西垣さんが参加したアメリカ「教師アシスタント」


ユタ州ソルトレイクシティ近郊およびアリゾナ州フェニックス近郊の小学校でアメリカ人教師のアシスタントを行うプログラムです。授業以外にも、昼食、休み時間、放課後など1日の大半を子供たちや教師と共に過ごし、期間中最低1回、約20分~30分間のオリジナル授業を1人でおこなうことでアメリカの教育現場を体験することができます。日本にはない教育方法や価値観に触れることで、日本の教育や子どもたちのことを真剣に考えるきっかけになるでしょう。教員志望かどうかに関わらず、「子どもとの交流、世話することが好きな人」であれば素晴らしい体験ができるプログラムです。 >>詳細はこちら

レポート作成者の西垣 竜太さんに、直接コメント・問い合わせをしてみよう!

参加理由

私が数あるCIEEのプログラムの中からユタ州での教師アシスタントを選んだ理由はひとえに好奇心でした。この教師アシスタントを選んだ人も、選ぼうか悩んでいる人も多くは日本で教師を目指している人であると思いますが、私は教師とは無縁の職種を選ぶつもりです。面接などを考えるとボランティアは進路に関する系列を選ぶべきだとは思いますが、教育というこれまで自分とは縁のなかった分野を一目見ておきたいという勢いだけで教師アシスタントに志願しました。

現地での出来事

ユタ州は広大な自然が特徴的ですが、行ってみるとたくさんのアミューズメント施設や観光地がある多彩な街でした。そこで得た経験はどれも私を次のステップに進ませてくれる素晴らしい経験でしたが、それだけに「こうしたらもっとよかった」「あれはしてはいけなかった」など後悔が残ってしまいました。


なので、この経験談を読んでくれている方に参考にして欲しいことを①ホームステイ ②小学校 ③日常生活の三つに分けて後述します。

①ホームステイ
私のホームステイ先はよく学生の受け入れをしているらしく、私のほかにも同じCIEEのプログラムで教師アシスタントをしている学生や、ユタ大学に通う学生がホームステイをしていました。その二人とも日本人なのですが、ハウスルールとして家の中では英語しかしゃべってはいけないので、日本人同士でも英語で会話をしていました。ホストブラザー曰く、家族である以上、疎外感を持たせてはいけないという理由だそうです。


さらに、勝手に冷蔵庫からジュースを取って飲むことも戸棚からスナックやコーンフレークを取って食べることも許してくれる――というより、そうしなくてはいけないと言われました。これもまた、本当の家族なら、いちいち許可はいらないという理由です。

とは言っても日本人はどうしても初対面の相手には遠慮してしまいます。アメリカの感覚に変えることは簡単なことではありませんでしたが、向こうで一週間ほど過ごせば自然と馴染むことができるでしょう。だからこそ、もし時間とお金に余裕があるのならできるだけ長い滞在をおすすめします。

② 小学校
私が通った小学校はモルモン教の私立学校で、生徒の数も多くて一学年十数人くらいでした。私は三年生の授業を担当させてもらったのですが、そこでは主にプリントのコピー、課題の採点、算数や国語の分からない問題を教えるといったことをしました。コピーも採点も簡単なのですが、教えることはかなり困りました。

算数は分数や図形の問題を生徒に尋ねられるのですが、情けないことに図形の名称など英語でどう言うのかなど知らず、電子辞書を片手に教えなければなりません。さらに文章問題などを聞かれたときは、答えよりも問題文の方が難しくなってしまいます。なので高学年を担当される方は算数に関する英単語を覚えておくと良いでしょう。

国語は見開き3ページほどの物語を読んで質問に答える形式でしたが、内容としてはセンター試験の小説文レベルです。知らない単語がいくつか出てきますが、その単語の意味自体は難しくないので、類推すればなんとかなるでしょう。それでも英語で説明することは難しかったです。

オリジナル授業についてですが、私は日本語のオノマトペについて説明しました。子供たちは日本の文化について興味がある子供たちが多く、単語を聞かせてリピートしてもらうなど子供たちが積極的に参加できる授業内容にすれば良いと思います。


③ 日常生活
レストランやスーパーでも現金の支払いはほとんどありませんでした。マクドナルドや映画館でもカードでの支払いが主流となっているので、現金は二万円程度だけあれば十分でした。特にレストランではレジのようなものはほぼ無いため、カード支払いは必須です。

アメリカの日常生活で驚いたのは、彼等の危機管理でした。よく日本人は平和ボケをしていると言われます。しかし、私がホストファミリーと公園にフリスビーをしたときに、彼らは自分のフリスビーに自分の携帯電話の番号を書いていました。失くしてしまった時に拾ってくれた人から連絡をしてくれるという理由でしたが、日本人からしたら個人情報の流出につながる危機管理に欠けた行為だと見なすでしょう。ですが実際に電話番号のおかげでフリスビーが返ってきたこともあったようです。


だから、日本人は他人の悪意に鈍感だから平和ボケと呼ばれているのであって、アメリカ人のような感性は他人の善意を信じている、危機管理能力が無いという意味とは違うのでしょう。
また、アメリカでは金曜日の夜に誰かの家に遊びに行きそこで料理を食べてテーブルゲームをする文化があります。彼等にとってテーブルゲームは家族のコミュニケーションの場です。私はそのことを知らなかったのですが、私自身テーブルゲームが好きだったので英語で遊べるようなテーブルゲームを持って行きました。それは「なんじゃもんじゃ」というカードゲームだったのですが、想像以上にホストファミリーは楽しんでくれました。異文化に触れることは相手にとっても難しいことではありますが、ゲームなどで楽しみながら交流することができればお互いの距離はグッと縮めることができます。



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