体験談 アメリカ「チャイルドケア」 体験談 アメリカ「チャイルドケア」

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"高校の修学旅行に比べると自分の得るものや、英語の吸収度合も違うので、これから活かせると思いました"

"考え方もちょっとポジティブになったと周りから言われます"

    遠藤 卓さん&河原 慶さん 大学生 / サンフランシスコ / 2~3月に4週間参加

遠藤さんと河原さんが参加したアメリカ「チャイルドケア」

カリフォルニア州サンフランシスコ市内のレジデンスに滞在しながら、ボランティア活動をおこないます。人種や性別などに捕らわれない多種多様(ダイバーシティ)な文化が特徴のサンフランシスコで、自己成長できる体験をしませんか?アメリカでは、「何を学び、何を達成したいのか」といった、目的意識を持つことがとても大切です。「英語コミュニケーションの力を伸ばしたい」「サンフランシスコの日系社会を知りたい」など、どんな目的でも構わないので短期間でも目標に向かって努力できる方”のご参加をお待ちしています。>>詳細はこちら

活動について

CIEE:派遣先団体の紹介を、まずは遠藤さんからお願いします。

遠藤さん:僕はパウエルの駅から近く歩いて10分くらいのところにある米系学童施設でした。現地では、18時までは子どもを一人で家に置いてはいけないという法律があるので、共働きの家庭の子どもは、放課後その施設で預かります。その施設がある地区には、低所得者層の子供が多かったです。活動内容は、基本的に子どもたちと一緒に遊ぶこと、宿題を教えること、あとは本を読んだり、公園に出かける時には、毎日一緒についていき、危ないことがないように見守りながら一緒に遊んだり、その子達が帰った後の片付けなどをしました。

CIEE:子どもの人数は?

遠藤さん:日によって違いましたが、だいたい30人前後ですかね。

CIEE:30人前後の子どもを何人の大人でみるのですか?

遠藤さん:スタッフは全部で8人ほどいましたが、毎日全員いるわけではなく、常時4~5人しかいなくて、あとは僕みたいなボランティアがいました。日本人ではないボランティアもいました。毎週金曜日はアートルームという教室があって、一緒に絵を書いたりドールハウスを作ったり、図工したりするために来ている女性3人組のボランティアの方たちと活動しました。また、現地の芸術関係の大学に通っている19歳の女の子は、毎日働いていましたが、その子はボランティアというよりは、バイトとして活動していたようでした。

CIEE:ボランティアにはどのような人がいましたか?

遠藤さん:最初の1~2週間、日本人は僕1人だったのですが、最後の週は日本人が5人来ました。最初はちょっと不安というのはありました。

CIEE:子供たちの英語や、現地のスタッフの英語など、聞き取ることは大変ではなかったですか?

遠藤さん:そうですね、現地のスタッフの方が分かりやすいように気を使ってくれるので、聞きやすかったですが、子どもの声は聞き取りづらいし、聞き返しても早くて、ゆっくり話してくれないので、コミュニケーションが大変でした。

CIEE:日米で学童のイメージは違いますか?

遠藤さん:僕は学童に通った経験がないので、日米で比べることはできないですけど、最初に1人で行った時に感じたのは、向こうの子は外から来た人をあまり警戒しないというか、向こうから結構仲良くなろうとか声かけてくれて、接しやすい印象を持ちました。最初は慣れていないので、分からないことを聞き返していましたが、何回かやってもわからないとちょっと嫌な顔をされることがあって・・結構メンタルにきましたね。でも、いるメンバーの子供達は、だいたいいつも一緒なので鬼ごっこやバスケットボールなどやっているうちに仲良くなって、最後の方はかなり仲良くなれました。

CIEE:スポーツが遠藤さんの得意分野ですか?

遠藤さん:そうですね。だいたいの活動時間は、始まるとすぐスナックタイムといっておやつの時間があって、それと並行して毎日鬼ごっこが始まるんですよ。そこで大分疲れるのですが、その後宿題を教えるので、結構体力は使いました。最初は1人だったので、多分気持ち的にも疲れるというか、環境が違うので、疲れて夜10時ぐらいには寝ていました。

CIEE:鬼ごっこは、学童施設内でしていたんですか?

遠藤さん:そうですね。施設内でもできますが、夕方の時間に公園にも行っていました。その公園は、施設の子どもだけではなく、他から来ている子どもたちもいました。特に分けたりしないで、全員一緒に遊ぶ姿がすごいなって。あと、子どもだけではなく、地元おじいさんたちも公園のフェンスの外でバスケットボールを見ながら、すごく応援して騒いでいました。多分、以前バスケットボールをしていた人たちなんだと思います。しばらくして、そのおじいさんはもういなくなったと思っていたら、公園の中でバスケットボールのゲームに入って、一緒に参加していました(笑)日本ではあんまりないなと思って。

CIEE:面白い体験ができましたね。宿題はどのように教えましたか?

遠藤さん:2人が机を隣同士に並べて宿題をやっているので、間に入って隣で見ながら教えていました。英語(現地でいう国語)を教えるのはやっぱりかなり難しかったですね。一方、数学、算数は何とか教えることができました。算数でも、「足す・引く・掛ける」とかは用語を覚えれば多分すぐ教えられると思いますが、掛け算の宿題の出題形式も日本と違っていました。日本は掛ける数と掛けられる数でその合計を掛けたものを求める。でも、アメリカの宿題を見ていたら、合計はわかっていて、掛けられる数か掛ける数どちらかがブランクになっている出題形式の方が、圧倒的に多かったです。

CIEE:確かにそうですね。教育の違いまで見ることができて良かったですね。

CIEE:河原さんのボランティアはどうでしたか?

河原さん:僕は日系のプリスクールに4週間行きました。選んだ理由は、将来の夢が定まってなく、何かやりたいことを見つける途中で、一回アメリカに行ってみて学べたらなぁと思ったからです。プリスクールは単純に子供が好きで、英語はしゃべれないので、じゃあ日系、みたいな、単純な理由です。 プリスクールへは40分ぐらいバスに乗っていきました。ボランティアは同じ時期に4人くらいいることもあるみたいですけど、僕はずっと1人で、頼る人がいなくて・・・。しかも、前の人達は、すごく優秀だったよ!みたいなことも言われました。

CIEE:それは結構プレッシャーですね!

河原さん:序盤からプレッシャーでテンション上がらなかったんですが、でもいざ行ってみると、本当に先生たちの雰囲気が優しくて。日本人現地コーディネーターから、先生たちいい人だからって聞いていたので本当にその通りでした。プリスクールは3~4歳組と4~5歳組の2クラスがあって、僕は3~4歳のクラスに4週間ずっといました。18人ぐらいの子どもに対して、先生が2~3人ぐらい担当していました。子どもの人数に対して先生の人数がは、日米で違うみたいです。

活動内容は単純に遊びだけで、一緒にランチを食べたりとか鬼ごっこしたりとか、作業があって、そのお手伝いみたいな感じでやっていました。正直子供たちが向こうから寄ってきてくれるので、自分からグイグイいかなくても大丈夫な感じでしたね。 日系のプリスクールでしたが、英語しか話せず、日本語が全然わからないのに日本語を学びに来ている子が2~3人位いました。でも、その子達も周りの友達の言葉を聞きながら、簡単な日本語を学んでいて、子どもたち同士でも学べるのだなと思いました。

CIEE:アフタースクールとプリスクールが併設されている所と聞いていますが・・・

河原さん:はい。

CIEE:プリスクール専門でボランティアしましたか?

河原さん:最初の2週間はプリスクールだけ行っていて、残りの2週間は、アフタースクールも行きました。アフタースクールの子は現地アメリカの小学校に行った後、放課後に来ていました。小学校では英語を喋るためか、アフタースクールでは、ほとんど日本語を喋ってくれませんでした。

CIEE:アメリカの小学校で普段英語を話しているから?

河原さん:日本語を学びたくないという子供が結構いました。アフタースクールでのお手伝いの中に、宿題を見るということがあるのですが、英語(国語)が全然わからなくて。日本の算数が限界でした。 あの位の年齢になってくると、算数とか国語の宿題も手伝ってほしくない、自分でやりたいという子も結構いました。プリスクールに比べて、アフタースクールの子は接し方が難しかったです。

CIEE:人によって接し方も変えていたんですね。

河原さん:寄ってきてほしい子もいれば、もう全然だめで、ほっといてみたいな子もいました。アフタースクールの子は、英語をバンバン話してきて、僕が英語がわからなくて「日本語で喋ってよ」というと、僕の話す日本語は伝わるんですよね。それでも、向こうは英語で話すんです。だから、現地の子が英語の先生みたいになってきて。僕に「英語を学びなよ」って言うんです。「これは英語で何ていうか知ってる?」みたいな感じで(苦笑)そんな中でも日本語を学びたい子たちもいたので、ちょっとトラブルもありました。

あと、アフタースクールは1~3年生までなのですが1年生と3年生とでは全然違いました。1年生はまだプリスクールを抜けたばかりだから可愛いんですけど、3年生までくると女の子はかなり怖かったです。

CIEE:怖かったのですか?(笑)

河原さん:プリスクールでは友達同士でタッチしたらすぐケンカになり、「もうさわっちゃダメ」と先生が言うぐらいですけど、アフタースクールは何でもオッケーで、走り回って叩きあったりもしていました。だから、最初にアフタースクール行った時に、「え?これ大丈夫なんだ、怒らなくて大丈夫?」って思うことが結構ありましたね。 

CIEE:先生たちとのコミュニケーションはいかがでしたか?

河原さん:プリスクールの先生は本当に優しかったです。保護者のお母さん方も優しくて、すごく楽しい経験をさせていただきました。あと、スクールランチというのが、僕が行った月は結構あって、保護者が集まってお昼ご飯を作っていました。それもお好み焼きだったりとか日本のカレーライスだったりしました。保護者が協力して何かやることが多かったのですが、日本では中々聞いたことがない文化だったので、驚きました。

CIEE:保護者は日本人が多いですか?

河原さん:8割ぐらいが日本人のお母さんでしたね。

CIEE:なるほどそうなると文化も日本風なんですね。

河原さん:お母さん達との話を聞いていると家では英語を喋っちゃダメという家庭もあるらしくて、日本語を忘れてほしくないとか、将来使えることもあるという意味で家でも日本語を大切にしているようでした。あと、最初は1人って嫌だったんですけど、どんどん行っているうちに逆に1人だったから自分から色々行動できたり、可愛がってもらったりしてもらえたのかなって思います。


滞在先で外国人の方とのコミュニケーション

CIEE:滞在先のスタッフやステイしていた外国人について教えてください。

遠藤さん:受付スタッフは日ごとに変わって3人位いたかと思います。1人ちょっと怖い女の人がいて一切話をしませんでした。他の男の人2人は、気さくな人で、話しやすく、向こうから話しかけたりもしてくれました。

CIEE:そうだったんですね。ルームメイトはどうでしたか?皆さんは2人部屋でしたか?

遠藤さん:2人部屋です。僕のルームメイトは日本人でした。

河原さん:僕はブラジル人でした。

CIEE:ブラジル人との共同生活はいかがでしたか?

河原さん:なんでよりによって僕なんだと。他の人は英語喋れるのに、なんで喋れない僕がルームメートなんだって。

CIEE:初日にそんな風に言われたんですか?

河原さん:そうですね。結構日本人がいたので、ルームメイトは日本人かな~って、思っていたら、ブラジル人で・・・。でも、すごく優しい人でした。最初は1ヶ月ぐらいいるからちゃんとコミュニケーション取ろうかなと思ったんですが、やっぱり自分の英語力の無さと、あと部屋に一緒にいる時間も合わなくて。僕は午前中ボランティアだったんですけど、向こうは午後夜から学校行っていたので、最後の方は全く会えなかったです。

CIEE:なるほどね。レジデンスに宿泊している人達ってどんな人が多かったですか?

河原さん:ブラジル人多かったよね。中国人も。

岩城さん:あとは、韓国人、アジア系、ポルトガル人・・・

遠藤さん:カナダ、あとバハマ、スペインから来た人もいました。

CIEE:多国籍ですね!殆どが短期留学生でしたか?それとも旅行客でしたか?

遠藤さん:留学生か旅行客かは見分けがつかない人もいましたが、全体的に長く滞在している人が多い印象でした。 そういえば、ある日誕生日パーティーを外国人2-3人でやっていた時に、日本人が10人くらいいて、よくわからないうちに、みんなで一緒にその場で盛り上がったことがありました。

CIEE:それ、楽しそうですね。ご飯は皆で食べていましたか?帰ってくる時間もだいたい一緒ですか?

遠藤さん:そうですね、夜は基本的にみんなで作って食べることが多かったです。帰ってくる時間は、結構バラバラで、早く帰ってくる人が代表して買い出しに行って、準備するような感じでした。

今後について

CIEE:今回の経験を経て自分自身どんな変化がありましたか?

遠藤さん:アメリカに行った、ということも影響してか、僕は子どもたちとか現地の人と話をして、結構前向きになったかなと。考え方もちょっとポジティブなったと周りから言われます。

河原さん:僕は別に教師になったり保育士になりたいという夢はないのですが、すごく旅行が好きなので、今までは国内だけでしたが、海外に行っても、英語圏だったら死なずに生きられるぐらいのコミュニケーションぐらいだったら今回は身に付いたかなと思います。前行ったのは高校の時の修学旅行なので、その時に比べると自分の得るものや、英語の吸収度合もやっぱり違うので、これから先海外に遊びに行くときにも結構便利になるかなと思いました。

CIEE:CIEEは約30か国でプログラムを展開していますから、ぜひ英語圏以外にも行ってみてくださいね!本日は貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。


同じくアメリカでNPO活動支援活動を行った岩城さんと

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