体験談 アメリカ「シニア福祉」 アメリカ「シニア福祉」

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"今いる環境に満足してないと思った時に、そこから抜け出そうと勇気をもって行動することによって、偶然を呼んでプラスになっていくと、今回わかりました”

  • 岩城 怜佳さん 大学生 / サンフランシスコ / 3月に3週間参加

岩城さんが参加したアメリカ「NPO活動支援」

カリフォルニア州サンフランシスコ市内のレジデンスに滞在しながら、ボランティア活動をおこないます。人種や性別などに捕らわれない多種多様(ダイバーシティ)な文化が特徴のサンフランシスコで、自己成長できる体験をしませんか?アメリカでは、「何を学び、何を達成したいのか」といった、目的意識を持つことがとても大切です。「英語コミュニケーションの力を伸ばしたい」「サンフランシスコの日系社会を知りたい」など、どんな目的でも構わないので短期間でも目標に向かって努力できる方”のご参加をお待ちしています。>>詳細はこちら

貧困層支援NPO団体でのボランティア活動について

CIEE:参加のきっかけを教えてください。

岩城さん:当初は3週間、語学留学をしようと思っていたのですが、折角海外に3週間行くのだったら、机にずっと向かうよりも、自分の五感全てを使って、色んな体験をした方がもっと有意義かなと思い、サンフランシスコのプログラムを選びました。IT関連会社がシリコンバレー周辺に集まっていることもあり、現地の現状や雰囲気をちょっと見てみたいなと思いました。

CIEE:エリアに惹かれたのがきっかけなのですね。それでは、まずボランティア活動先でのエピソードを教えてください。

岩城さん:活動先は貧困層支援を行っているNPO団体でした。月・水曜日が倉庫の整理、火・木曜日は来てくれたお客さんに服を選んでもらったり、下準備をした日用品(シャンプー/コンディショナーやトイレットペーパー)を渡したり、という作業をしました。日用品はサンフランシスコ中のホテルから回収したもので、配給用に新しい容器に移しかえすという作業でした。トイレットペーパーは、まだ使えるけどちょっと見栄えが悪く、途中まで使ってあるものの端っこを折って、また使えるようにするという下準備をやりました。

CIEE:ボランティアの皆さんは同じ活動でしたか?何人ぐらいで一緒に活動されましたか?

岩城さん:皆同じ活動でした。日本人は私以外にもう2人、女性がいました。現地アメリカ人は、地元の中学生や高校生が来ていて、一緒にボランティアをしました。

CIEE:地元の学生さんは、ボランティアというよりは授業の一環という感じでしょうか。他の人と、どのようにコミュニケーション取りながら活動されていましたか?

岩城さん:私はそんなに英語ができないので最初は戸惑いましたが、間違えても許してくれました。優しさも伝わってきて、すごくやりやすかったです。

CIEE:悩みや質問があったら、相談にのってくれる人などはいましたか?

岩城さん:スタッフはフルタイムの方も含め、5人いらっしゃいました。1人が面倒見るのではなく、全員と接する機会がありました。

CIEE:日本人が3人いたということですが、皆さん配給側で活動したのですか?

岩城さん:そうです。施設に集まってきたものを仕分けたり、準備したり、配給したりしました。ホテルから回収しに行くのは、ボランティアではなくスタッフの方がやっていました。

CIEE:実際に貧困層の方々と接する機会がありましたか?

岩城さん:はい。

CIEE:日本でも見ることはあっても、接することはなかなかないと思いますが、実際に会ってみてどうでしたか?

岩城さん:すごく派手な服があって、日本人(私)だったら絶対着ないなぁという服も意外とあって、異文化を感じました。

CIEE:会話をして、その人の好みを聞いて、ではこうゆう服がありますよ、こうゆう品物がありますよと提案したのですか?

岩城さん:いや、何か倉庫のようなところにラックが並んでいて、そこからお客さんが自分で選んでいく感じです。

CIEE:扱っているものは雑貨類と衣類だけですか?

岩城さん:あとお菓子などもありました。金曜日は食糧配給の日で、お米や野菜などを配りしました。

CIEE:活動日は基本的に平日、全部出ていたのですか?

岩城さん:はい。平日月曜から金曜まで5日間です。

CIEE:1日どのくらいの人が、その配給を受けに来ていましたか?

岩城さん:朝9時からだいたい朝の11時くらいまでの2時間です。整理券があって、あなたは何時にきてくださいなどと、人数を調節しているようでした。受給時はソーシャルセキュリティカードを提示させて、不正の無いようにしていました。最後の1週間は一緒に活動していた2人が帰ってしまい、私1人でした。本当に日本語が全くないという状況で、すごく苦労しました。

CIEE:活動場所まではレジデンスからどのように通っていましたか?

岩城さん:活動先まではバスで10~20分ぐらいです。サンフランシスコの中で栄えているパウエルという駅で、ユニオンスクエアが近く、買い物にも便利でした。

印象的だったエピソード

"どうせできないと思う偏見や固定概念みたいなものは、必要なかった。私にも、何かしらやれることがあった"

CIEE:では、印象的だったエピソードについて教えて頂けますか?

岩城さん:私は最後の1週間がすごく印象的でした。最初の2週間はCIEEから一緒に来た日本人が2人いたのですが帰ってしまって、最後の1週間はボランティア先に1人も日本人の方がいらっしゃらなくて。でも、逆に1人で良かったなぁって思いました。

CIEE:今まで、1週間言葉が全く伝わらない、自分のことを知らない人ばかりという環境はありましたか?海外に行ったのも初めてですか?

岩城さん:旅行はありますが、全く一人でというのは初めてです。

CIEE:1週間どのように過ごしていましたか?

岩城さん:1週間、とりあえず頑張ってみようという目標は立ててみました。そのほうが、英語の練習にもなると思うし、やっぱり人と話したいっていうのがあり、ボランティア以外のサンフランシスコの面白いとことかも聞いてみたかったりしたので。

CIEE:どんな会話をしたか覚えていますか?頑張って質問したり、話しかけてみたりしましたか?

岩城さん:日本について聞かれました。お寿司を食べたことがないスタッフの方がいて、「生の魚って美味しいの?」というような質問がありました。私はお寿司が大好きなので、すごく美味しいと伝えました。 あと、結構単純作業が多かったのですが、その中でも誰かの役に立っているっていうことにすごくやりがいを感じたし、それがボランティアのいいところだなっていうのも、初めて経験して、気づけたのかなっていうのがあります。

私は日本でアルバイトをやっていますが、アルバイトは単純作業でも、それでお金をもらうっていうことで目的を果たしています。その中に、思いやりは別になくても大丈夫だったりするけど、ボランティアっていうのはその逆で、誰かの役に立つことをして、自分の喜びに繋げることだと思いました。人の役に立つのが、何かすごくいいことなんだなって本当に思いました。

CIEE:言葉がなかなか通じない環境で、それができたというのは大きな経験ですね。

岩城さん:あと、1~2週間経って、2人が帰ってしまい、すごく弱気になって本当に帰りたいと思ってしまいました。でも、その中で1週間やってみて、どうせできないと思う偏見や固定概念みたいなものは、自分自身で行動してみないとわかんないんだなあと気付きました。自分から動こうとか、自分からコミュニケーション取ってみようと思えば、何かしらやれることはあるんだと思いました。

CIEE:なるほど。最後まで3人だったら多分そういう風には思えなかったのかもしれませんね。

岩城さん:そうですね。

英語学習や今後について

“ボランティア活動で得た気づきや積極性を今後の交換留学準備に役立てていきたい”

CIEE:次に、英語に関して、これから参加を検討されている人が何か参考になるような勉強法はありますか?

岩城さん:単語とジェスチャーだけでも、ある程度スタッフとコミュニケーションが取れました。わからないことも、やってみせて意思疎通しました。話す機会があったら、自分がよく知っている日本について話すようにしていました。

CIEE:さっきお寿司などのお話しがありましたが、例えば日本についてどんなことを紹介していましたか?

岩城さん:日本人をどう思うか、どういうイメージを持っているかというようなことが、自分の中で結構興味があったので聞いてみたかったというのがありました。「真面目」と言ってくれる人が多かったです。

CIEE:呼んでもらいやすいように、自分のニックネームとか作ったりしましたか?

岩城さん:いや、私は「れいか」と呼ばれていました。

CIEE:ボランティア中に何か名札のようなものを付けたりしましたか?

岩城さん:最初の1週間だけ貼っていました。名前を覚えてもらってからは、特に貼っていませんでした。

CIEE:今回の経験を今後こう活かしたい、という計画や展望はありますか?

岩城さん:3週間行ってみて、もっと英語を勉強したいなというモチベーションが上がりました。もっと英語が話せたら、もっといろんな人と会話ができて世界が広がっていくんだろうなと思います。大学の交換留学にもすごく興味があって、やってみたい気持ちがあります。

CIEE:それはボランティアに行く前に考えたことでもありますか?

岩城さん:ちょっとはありましたが、現実的ではなく、行ったからこそ!というのはありますね。

CIEE:チャンスがあるとしたら来年ですか?今年ですか?

岩城さん:来年です。

CIEE:まだ準備できますね。やっぱりアメリカがいいですか?

岩城さん:はい。

CIEE:では、実際に英語をこんなこと始めたっていう小さなことでもありますか?

岩城さん:TOEFLテストの勉強をしています。

CIEE:最後に、未来の参加者へのメッセージをお願いします。

岩城さん:私は、全部周りは悪いとか、両親や友達が悪いって決めつけて、自分で何も変わろうと思わないことが、一番良くないと思いました。今いる環境に満足してないと思った時に、そこから抜け出そうって勇気をもって行動することによって、偶然を呼んで結局プラスになっていくことが、すごく今回わかりました。だから、私みたいに、いろいろな有意義な体験をしたいと思っている人に、参加してもらえたらいいなと思いました。

CIEE:ありがとうございました。


同じ時期にプリスクール、学童でチャイルドケアの活動を行った遠藤さんと河原さんと

 

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