留学経験者インタビュー

留学して何を得て、何が変わった?留学経験者にインタビュー

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  • 2013.07.23
  • 片山直樹さん
  • アメリカ/コロンビア大学留学

 

“多様な文化に触れ合うことができ、 自分を改めて見つめ直し、視野を広げる機会”

なぜ留学し、コロンビア大学を選びましたか

米国コロンビア大学ロースクールに留学しました、片山直樹(カタヤマ ナオキ)と申します。 過去の海外在住経験として、京都大学の交換留学制度を利用し、ワシントンDCにあるジョージ・ワシントン大学(Political Science専攻)に約1年間在籍したことがあります。
今回は勤務先(日系企業)からの派遣留学となりますが、米国のロースクールまたはビジネススクールのうち、上位20校以内という条件があったため、その枠内で志望校を絞ることになりました。

留学を希望した理由は、より深い知識と広い視野を持ったプロフェッショナルとなるために、向上心を持った多彩な人材が世界中から集まる海外の大学院で学んでみたいという気持ちが湧いたことです。学部の選択にあたっては、仕事では海外のプロジェクト・ファイナンスを担当していたため、ビジネススクールにも興味がありましたが、ファイナンスのみならず、海外の取引先との多様なリーガル・ドキュメント(英文契約書)に関わる中で、ビジネス・ローを学びたいという思いが強くなり、ロースクールへの留学を決意しました。

なぜその国を選びましたか、理由を教えてください

コロンビア大学を選んだのは、ニューヨークという土地柄、ビジネス・ローの分野が特に優れていること、またCurtis Milhauptという日系企業にも造詣が深い教授がいること等が理由です。また、1歳になる息子がいたため、医療面や生活面でも不便のない場所を選んでほしいという妻の希望もありました。

TOEFLテストのスコアは何点以上必要でしたか、またどのような勉強をしましたか

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大学のHP上では、TOEFL®テストの最低ラインとして、105点(TOEFL iBT® テスト)が必要とされていました。私の最終的なスコアは110点(R29/W28/L29/S24)でした。具体的な勉強方法として、特にSpeakingの点数が芳しくありませんでしたので、Essayのカウンセリングをお願いしていたReve CounselingからAffinity英語学院を紹介して頂き、1ヶ月間のSpeaking対策講座を受講しました。その他にオンラインの英会話レッスン(講師はフィリピンの大学生)を1日に30分~1時間、約2ヶ月間に亘り、継続的に行いました。結果的にSpeakingは5点アップし、さらにSpeakingの勉強に取り組むうちに、Listening等、他の科目も安定したスコアを取ることが出来るようになりました。

 

 

留学中のエピソードを教えてください

留学中は、Milhaupt教授の米国会社法をはじめとするビジネス・ロー科目の他に、ロースクールのみならず、ビジネススクール等、他の学生とも共同でシミュレーションの交渉を行うNegotiation Workshop等を受講しましたが、アカデミックな内容に偏ることなく、実務的な観点からも学べたことは特に有意義でした。また、一つ印象的なエピソードを紹介しますと、米国のロースクールでは伝統的に「ソクラテス・メソッド」と呼ばれる教育方法が採用されています。『ペーパーチェース』という映画の中でも、教授の容赦ない質問攻めに苦しむ学生の様子が描かれていますが、コロンビア大学でも授業の初日に、強面の教授が一言の挨拶もなく、一人の学生を名指しし、「本事件の判決要旨は何か?」と切り出しました。これにより、教室内は一気に張り詰めた空気となり、callされた学生もしどろもどろになってしまいました。次は誰が名指しされるのか、と皆が怯えていたところ、私は「先手必勝」と思い、自ら手を挙げ答えました。満足な回答が出来たかは分かりませんが、少なくとも発言する度胸は付き、その後のロースクール生活も当初の予想に比べ、リラックスして送ることが出来ました。

留学したことでどんな影響がありましたか(留学で得たもの)

今回の留学により、米国の法律体系や法的思考を学べたことで、自身のキャリアに関連する知識に深みが増したことはもちろんですが、世界中から集まったクラスメートとのディスカッションや課外交流を通じて、米国を超えた多様な文化に触れ合うことができ、自分を改めて見つめ直し、視野を広げる機会になりました。苦しくも充実した留学生活は今後の人生に大きな影響を与えるものと信じます。

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今後の展望についてお聞かせください

今後はニューヨーク州の司法試験の勉強に励む一方、コロンビア大学でCorporate Governanceをテーマとして研究をすることを予定しています。司法試験は科目数が多く、ある意味ロースクールでの勉強以上に厳しい面もありますが、自分が米国で学んだという「証」を目に見える形で残したいため、悔いのないよう挑戦したいと考えています。また、研究内容は米国企業の実例を取り入れつつ、帰国後の業務に活かせるよう、リーガルとビジネス双方の実務的観点を重視し行うことを計画しています。

これから留学を考えている人へのメッセージ

最後になりますが、今後留学を考えていらっしゃる読者の皆さんに私のモットーである言葉をお送りしたいと思います。

- 年中夢求 -

これはワシントンDCに留学していた頃に、とある寿司職人の方から授かったものです。 皆さんの留学生活も勉強や課外活動で、休みの無いハードな日々になられることと想像しますが、忙しさに振り回されることなく、夢の実現に向かって、一歩一歩進まれることを心より祈念しています。

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上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。最新情報は関連のWebページよりご確認ください。