ETS公認トレーナー直伝 TOEFL iBT® テスト対策、ここがポイント!

TOEFLテストの効果的な学習法や対策を細かくアドバイス

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立命館アジア太平洋大学,五十峰聖先生
  • 五十峰聖先生
  • ETS Authorized Propell Facilitator
  • 立命館アジア太平洋大学

皆さんこんにちは。暑い日々が続くようになってきましたが、英語学習は順調に進んでいますか?私が教えている大学でもそうですが、7月にTOEFL ITP® テスト(団体向けTOEFL® テストプログラム)を受験する予定の学生さんも多いかと思います。文法セクションは別ですが、TOEFL iBT® テストのListeningとReadingを勉強してきた人であれば、ボキャブラリや問題対策など、TOEFL ITPテストにも充分に通用します。是非とも自信を持って臨んでください。

さて今回はレベル別・TOEFL iBTテスト4技能対策➅の中級Listeningです。前回(第36回 レベル別・TOEFL iBT® テスト4技能対策➁「初級Listening対策・語彙とフレーズの習得法」)はListeningに必要な語彙・フレーズを学習しました。今回は中級レベルのListeningに必要な対策をお伝えします。

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第40回 レベル別・TOEFL iBT® テスト 4技能対策⑥
「中級Listeningに必要な4つのアプローチ」

TOEFL iBTテストListeningセクションについて>>

中級Listening対策アプローチその① スコアと正解数の関係

まずはスコアと正解数について、しっかりと理解しておきましょう。今回中級として目指すのはセクション30点中20点前後、トータル点数120点中80点程度を想像しています。大学や学部にもよりますが、学部レベルでの留学では80点以上が目安となるところが多いようです。ではListeningセクションで20点を取るには何問正解すれば良いのでしょうか?以下の表をご覧ください。

素点 換算点
33 30
32 29
31 28
30 27
29 26
28 25
27 23
26 22
25 21
24 19

出典:ETS The Official Gide to the TOEFL® Testより抜粋・一部修正

左側の素点とは1問1点で計算された実際の得点です。つまり33問の点数です(34問の場合もあります)。それを30点満点で換算した得点が右側の換算点です。ここでは換算後の20点がありませんが、テストによって多少変わりますので目安にはなると思います。ここから判ることは:
  33問中24~25問正解→セクション20点に到達
    = 合計8~9問は不正解でも大丈夫
    = セクション合計6つの講義・会話があるので、1Listeningにつき1~2つの不正解
となります。

中級Listening対策アプローチその➁ Problem & Solution

上記を踏まえると、まずは確実に正解できる問題でスコアを稼ぐ、という考えが必要になります。そこでまず重要なのがProblem & Solution(問題と解決)パターンの問題です。これはよく出題されるパターンです。

会話:学生の悩みや困った点について、教授・アドバイザー・司書などが解決策を提案する。
講義:ある事象において、問題点が発生する(例:環境汚染)。それに対して、学者からの
   提案や実践例などを紹介、成功したのか、またはそうでないのか、等の影響も討議する。

対策:
・会話においては、学生の発言に注目。冒頭で困っている相談内容を伝えるので、
 確実にメモを取る。
 例: I’m afraid I can’t attend your class next week, professor. I have to go home for my
    grandmother’s funeral.
・講義においては、教授の発言で、問題点を示すネガティブ表現が出てきたら注意。
 例: However, there’s a problem with…
    Humans have polluted the ecosystem for a long time...
    Unfortunately, people have been unable to…

中級Listening対策アプローチその③ メイントピック&アイディアを捉える

御存知、メインアイディア問題です。これは絶対に外してはいけませんし、少し気をつければ確実に点数を稼げる問題です。問題文としては
   What are the speakers mainly discussing?
   What is the main idea of the lecture?
というのが主な設問文のパターンです。

対策:
・会話においてはアプローチその②と似ているが、話に来た学生の目的、つまりどんな悩みや問題が
 あるのか、を冒頭に言うのでメモを取る。
 例: I was wondering if I could talk to you about extending the essay deadline…
・講義では、冒頭でトピックをハッキリという場合が多いので、必ずメモを取る。
 例: Today we will talk about animal mating habits, particularly among dolphins.

中級Listening対策アプローチその④ 具体例の詳細をメモる

会話でも講義でも、話の中核においては詳細な情報が、具体例などを通して示されます。勿論それら全てを聞けてメモが取れる必要はありません。ただ後に出題が集中することは考えられますので、できるだけ詳細な情報を取る練習をしてみましょう。

対策:
・以前の連載(第20回 TOEFL iBT® テストListening対策 No.6 ノートテイキング&聴く際の姿勢について)では、セミナーの様子を動画でご紹介していますので、ポイントを復習してみてください。そして自分がListening練習をする時に、実際に繰り返し試してみましょう。

ではまた次回(第41回 TOEFL iBT®テストスコアアップ 夏期学習方法)お会いしましょう。お楽しみに!

TOEFL iBT® テストListeningセクションについて
TOEFL iBTテストのListeningセクションは「会話」「講義」の2種類で構成されています。
問題数は
「会話」が2~3題(1題につき約3分、5問)
「講義」が4~6題(1題につき3~5分、約500~800語、6問)です。
時間は60~90分です。
また、マイク付きヘッドフォンを使用しての受験になります。詳細はこちらをご確認ください。

 

  • 五十峰聖先生 プロフィール
  • ETS Authorized Propell Facilitator
    立命館アジア太平洋大学(APU)教育開発・学修支援センター 准教授
    1991年より渡米。1999年ウエストバージニア大学より高等教育経営学修士号を取得。大学職員、International Student House(ワシントンDC)プログラムディレクターを経て帰国。 明治学院大学、神奈川大学等を経て2012年9月より立命館アジア太平洋大学勤務、2016年4月より現職。
    専門:TOEFL、アカデミックイングリッシュ、アメリカ研究
    著書:『実践版 基礎英文法問題集1200』(DTP出版、2010)
    執筆・監修:
    『TOEFL iBT®テスト本番模試(TOEFL®テスト大戦略シリーズ)』(旺文社、2015)
    『TOEFL ITP®テストリーディング問題攻略(TOEFL®テスト大戦略シリーズ - リーディング問題攻略)』(旺文社、2016)
    『TOEFL ITP®テストリスニング問題攻略 (TOEFL®テスト大戦略シリーズ - リスニング問題攻略)』 (旺文社、2016)
    記事:「公認トレーナー直伝!TOEFLの出題傾向と突破のポイント!」(朝日出版社、CNN English Express 2013年8月号)
    「TOEFL iBT® Speakingについて」(大修館書店、英語教育2016年5月号)

 

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(いただいた質問やコメントに関しては今後の連載を通して答えていきますので了承ください)

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