TOEFL メールマガジン

体験レポート

バックナンバーはこちら

今回は、読者の新井里彩さんに体験レポートをご寄稿いただきました。来年大学卒業を控え、さらなる留学を目指して現在も勉強中とのことです。ぜひご参考にしてください。また、TOEFLメールマガジンでは、体験談等のご寄稿を随時募集しています!

新井 里彩

新井 里彩 (あらい りさ)

2007年 国際基督教大学(ICU)高等学校卒
2007年 早稲田大学国際教養学部 入学 
2007年8月 アメリカ・スタンフォード大学 サマースクール
2008年10月~2009年7月 イギリス・ヨーク大学政治学部 交換留学
2011年 早稲田大学国際教養学部 卒業予定
現在のスコア:TOEFL iBT 103点 
留学に必要だったスコア:TOEFL CBT 250点
大学受験では1年間で190→217→230→253とスコアを上げていきました。

TOEFLテスト受験の動機

人生約20年間ずっと日本で育ってきた私。高校時代、帰国子女の生徒に囲まれ、英語が話せて当然の環境に少なからずショックを受けました。廊下では英語で会話するクラスメイト、時には英語で校内放送もあり、英語を話せるようになりたいという強い気持ちを持ちました。そんな折、大学受験にAO入試制度があり、TOEFLテストとSATと呼ばれるアメリカの統一試験を受ければ、上智大学の国際教養学部や早稲田大学の国際教養学部に受験資格があると知り、TOEFLテストの勉強を始めました。大学受験がTOEFLテスト受験の最初の動機です。

TOEFLテストの勉強方法

1.Reading

私が受験し始めた当時、TOEFLテストはまだTOEFL CBT(コンピューター版TOEFLテスト)でした(*)。TOEFLテスト専門の塾に通い、Reading, Writing, Grammar, Listening の4分野を勉強し始めました。高校受験レベルの英語力しかなかったため、まずはGrammarを重視した勉強を始めました。文法ができなければ、Readingの理解もできない、Writingのアウトプットもできないからです。長文の文法構成をスラスラ理解できるようになるにつれ、勉強が楽しくなり、Readingの勉強をしながら語彙を増やすよう努力しました。アメリカの歴史など、好きな分野の語彙は文章すべてを暗記しましたが、物理や生物などの分野は、その分野に特殊な語彙だけをピックアップし覚えるように努力しました。

2.Listening

Listeningに関しては、Readingができるようになるにつれ、得点があがりました。しかし、勉強ばかりでも疲れてしまうので、できるだけ楽しんで英語に触れようと思い、字幕なしの映画を見るようにしていました。はじめはファミリー向けの映画、”Second-hand Lions(「ウォルター少年と、夏の休日」)”や”Shrek(シュレック)”などで慣らし、徐々に”Sicko(シッコ)”などアメリカの社会問題を扱った映画を見るようにしました。知識、語彙も一緒に頭に入り、かつ本番より早い英語を聞き取ることができるようになるので、効果的でした。

3.Writing

Writingは、30点の満点をマークしたこともあるのですが、大学の論文などで、書きなれていたおかげだと思っています。ポイントとしては、第一パラグラフで問題文を分析することだと思います。トピックのテーマは、キーワードの定義は、など細かく見ていくことが大切だと思います。

4.Speaking

TOEFL iBTになってからはSpeakingに苦労しています。今も大学院入試のためにTOEFLテストを受験しているのですが、なかなかスコアが伸びません。Speaking対策は、できるだけ周りの友人とも英語で話すようにすること、論理的に話す癖をつけることだと思っています。実際、私自身も留学中にディスカッションで一番苦労しました。政治学部に留学していたため特にその傾向があるのだと思いますが、何を言ってもほかの学生に”NO!”と言われるのです。”NO”と言った後効果的に理由付けをする海外の学生を見ると、TOEFLテストのSpeakingセクションは、実際の授業で必要な能力を試しているのだなと感じます。日々、skypeで留学先の親友と議論する毎日です。しかし、突然トピックを出されても、すぐにまともな議論を英語でするのはなかなか難しいです。できる範囲でトピックを想定しながら今も準備しているところです。

留学先で出会った親友。今でも毎日のようにskypeでおしゃべり

【留学先で出会った親友。今でも毎日のようにskypeでおしゃべり】

留学を経て今後の展望

TOEFLテストの勉強のおかげで、留学した際語彙にはほとんど困りませんでした。苦労もたくさんありましたし、授業はつらいことも多かったです。また、留学先はイギリスでブリティッシュアクセントだったため、TOEFLテストのListeningの勉強は役に立ちませんでした。むしろ、あれだけ勉強して英語ができるようになったはずなのにどうしてわからないんだと焦る気持ちばかり先立ってしまいました。しかし留学し、より日常的に英語に触れ、文化に触れ、海外でもっと勉強したい、海外の学生ときちんと議論したいという思いが強くなりました。そのため、今はアメリカかイギリスの大学院に進学して、政治学の研究者という道に進もうと思っています。まだ道は険しいのでわかりませんが、Researcher、Professorの道を歩めたらいいなと思っています。

また、留学中、ヨーロッパ中をバックパックで旅行したのですが、英語ができればたいていの国で生きていけるということがわかったので、英語を勉強しておいてよかったと心から思っています。美術館に行っても、たいていの表示は英語で日本語はなし。現地の人と交流するにも英語ができないと何も話せない。ほかのヨーロッパ言語を学ぶにしても、英語の基礎がしっかりしていれば、スペイン語フランス語の習得スピードも速い。英語ができれば、プライベートライフも勉強も充実するので、これからも少しずつ語彙を増やし、より早く英語の文献を読めるようにし、バシバシ議論できるように、英語力を鍛えていきたいと思っています。

読者へのメッセージ

最後に、同じ受験者の皆さん。英語の勉強に終わりはないと毎日痛感しています。どれだけ勉強しても、ネイティブに近づくには本当に時間がかかるのだろうと思いますし、なかなかゴールが見えません。それでも、英語が話せる喜び、使いこなせる喜びには代えられませんよね。仲間がいると心強いですし、一緒にがんばりましょう。

*編集部注:* TOEFLテストは日本では2006年にTOEFL CBT(コンピューター版TOEFLテスト)に代わりTOEFL iBT(インターネット版TOEFLテスト)が開始されました。

▲このページのトップへ戻る▲