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ニュージーランド教育大臣 Trevor Mallard 氏 来日!

20039月、ニュージーランドの教育大臣Trevor Mallard氏が来日されました。日本滞在は1日のみという多忙なスケジュールの中、国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部代表・大竹 和孝がMallard氏と面談いたしました。
当日の様子を教育大臣からのメッセージとともにお伝えいたします。
(実施:2003919日 ニュージーランド大使館にて)

>> Mallard氏の略歴はこちら

 
■ニュージーランドの教育について
ニュージーランドでは1987年より国有企業法(State-Owned Enterprises Act)が施行され、かつて政府が行っていた事業・各部門を省庁から切り離し、国が株式運営するシステムの改革が行われた。これは中央省庁の再編成と、事業内容の透明性(Transparency)と説明責任(Accountability)を追求するための、ニュージーランドの国を挙げての画期的な取り組みである。この一環として、「大きな政府から小さな政府へ」をコンセプトに「ニュー・パブリック・マネージメント(New Public Management:NPM)」のアイディアをもとに、教育も行政サービスから分権化・エージェンシー化し、競争の原理をもとに上記の透明性と説明責任を追及する教育システムになった。この様にニュージーランドでは教育面でも画期的な取り組みを行っている。この夏には外国人留学生の生活保障に関する服務規程(Code of Practice for the Pastoral Care of International Students)という法律が新たに見直され、ニュージーランドの海外留学生のサポートはさらに充実したものとなった。
 
--- 今回の改革は、特に中等レベルの教育機関への留学生に対するクオリティー・コントロールを再確認したもののようですね。
ニュージーランドでは今日まで中等教育機関への留学生の割合が多く占めてきました。これは、ニュージーランドが英国式の質の高い教育を手頃な学費で提供しており、英語学習に適した環境であると評価されているからではないかと思います。実際中等教育の後半をニュージーランドで過ごし、文化や言語について学ぶ時期を持つことは高等教育への準備という面で大変有意義なことだと思います。多くの人がテクニカルな科目に強いニュージーランドの大学やポリテクニック(技術専門学校)で将来学ぼうと考えています。国民性はフレンドリーでオープンですし、アウトドアスポーツも盛んでスキーやボートなど様々なレジャーの選択肢もあります。また、犯罪率も低く安心して暮らすことができます。お子さんを留学させる親御さんにとってもこの様な環境は魅力なのではないでしょうか。

このすばらしい学習環境をもっと幅広い人々に提供したいと考え、今後数年のうちに大学やポリテクニックを中心にニュージーランドへの留学の推進を行います。もちろん日本からの学生も大いに歓迎いたします。ニュージーランドは技術訓練や教育・貿易に強いというイメージが出来上がっているようですが、実際にはまだ海外には知られていない数多くのIT関連の優秀な大学やポリテクニックがあります。今は国際線が発着するオークランドに留学生が集中しているのは避けられないですが、私はオークランド以外の地を訪れていただくことを人に勧めています。他の都市も見てもらうことで、よりニュージーランドらしい魅力を発見してもらえるのではないかと思います。

--- ニュージーランドへ関心を持つ日本の学生も増えているように思います。教育大臣からメッセージをお願いできますか。

日本とニュージーランドは高校レベルでの交換留学プログラムが盛んに行われており、様々な面で良い関係が築かれています。私の姪が偶然にも今日ニュージーランドから日本に到着しました。彼女は3週間の日本滞在のうち1週間は彼女の姉が3年前にホームステイをしてとても気に入った家庭に滞在します。このように人と人の交流は未来へもつながっていきます。留学をする上で重要なのは、その国に住む人々との交流を通して様々なことを学ぶということです。ニュージーランドは農業やエンジニアリング、IT関連で有名ですが、日本人学生はそれ以外の分野でも多く学び、活躍しています。私の娘が大学で生理学を学んだ際、卒業論文のスーパーバイザーは日本人の大学院生でした。彼らは共著で本も出版しています。ニュージーランドで生理学を学ぶのは私でも難しいと思いますよ。このようにニュージーランドに来た人々は、人との繋がりの中で活動の幅や可能性を大きく広げています。ニュージーランドは常にオープンであり、すべての人を歓迎します。是非この国で皆さんそれぞれの発見のために学びに来てください。

CIEEスタッフからのコメント
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TOEFLメールマガジン第1920合併号の「世界で学ぶ!はじめの一歩」にも、ニュージーランドに関する情報が掲載されています。
こちらからご覧ください。
Trevor Mallard(トレバー・マラード)氏 略歴
教育大臣/行政機関管理大臣/アメリカズ・カップ担当大臣/スポーツ・フィットネス・レジャー大臣/
財務次席大臣/教育審査庁担当大臣
■ 生年:
1954年(ウェリントン)
■ 学歴:
1971年〜74 ビクトリア大学(BCA
1975年〜76 ウェリントン教育大学、教員免許取得
1982年〜84 ワイカト大学(パートタイム) 生涯教育教員免許取得
■ 政界での経歴:
1984 議員初当選(ハミルトン・ウエスト選挙区)
1987 再選(ハミルトン・ウエスト選挙区)
1987年〜90 与党院内幹事
1993年〜現在 再選(ハット・サウス選挙区)
1999年〜現在 教育大臣、行政機関管理大臣、アメリカズ・カップ担当大臣
■ 趣味:
ラグビー(議員ラグビーチーム・メンバー)、マウンテン・バイク、推理小説を読むこと
■ 家族:
妻と3人の子供
■ 訪日回数:
1994年、2002年、2003年(今回)の計3

上記は掲載時の情報です。予めご了承ください。 最新情報は関連のウェブページよりご確認ください。
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