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CIEEレポート

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このコーナーでは、教育関係の皆様に耳よりの、CIEE日本代表部が主催・参加したセミナーやイベント等についてレポートします。

今回は、11月に京都で2週に亘り開催された「TOEFL iBTスキルアップセミナーin京都」についてご報告します。

TOEFL iBTスキルアップセミナー in 京都

国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部
西日本オフィス

去る11月11日(日)と18日(日)の2週に亘り、京都市内にある「きらっ都プラザ(京都産業会館)」にて、TOEFL iBT受験(予定)者を対象にTOEFL iBTスキルアップセミナーを開催いたしました。参加者の構成としては、大学・大学院生が最も多く、次いで高校生と続き、中には高等学校の英語教員や大学職員、会社員もおられ、様々なご所属の方々にご参加いただきました。

例年、スキルアップセミナーは、東京では定期的に開催しておりますが、近畿地区で一般に開放したものは初の試みとなります。初開催に至った背景には、グローバル人材育成が急務、国際的な競争力強化といった時勢を受け、潜在的な留学希望者が今後表面化していくことを踏まえ、同時にここ1年間で様々な大学からTOEFL講座開講の相談や依頼を受ける事が多くなってきたこともあり、西日本オフィスとして同セミナーの開催に踏み切りました。

今回の講師は近畿大学で教鞭をとられている細越響子先生と川西慧先生のお二方にご登壇いただきました。通常は一人の講師が2~3時間で4技能のお話をしていただくのですが、それでは全セクションの紹介をじっくり出来ない事もあり、今回はセクションを分けて、1週目に細越先生からListening & Readingを、2週目に川西先生からSpeaking & Writingについてお話をしていただきました。

まず1週目のListening & Readingに関するセミナーですが、まずはListening セクションの概要に簡単に触れられた後、問題の特徴をタイプ別にご解説され、タイプ毎に聴き取る際に注意を払うべきポイントをご紹介いただきました。さらにListeningセクションの解答に必要な情報を整理するノートテイキングの方法についても図解を用いて分かりやすくご説明いただき、またListeningのメカニズムに則った勉強方法は例題を用いて全員が体験するなど、講義形式だけではなく参加型の内容でした。休憩の後、ReadingセクションについてもListeningセクション同様の流れで概要、タイプ別解説とタイプ毎の注意点をお話いただき、Readingセクションにおいては1問にかける時間配分を踏まえたトレーニング方法をご紹介いただきました。そして最後にListening & Reading向上に有益なウェブ学習サイトをご紹介いただくなど、盛り沢山な内容でした。

参加された方々はTOEFL iBTのListening & Readingセクション対策にどのようなことをすれば良いかイメージを持てたと思います。あわせて学習方法やそのためのリソース情報等もあって、非常に有益なセミナーだったのではないでしょうか。

 

TOEFL iBTスキルアップセミナーin京都の様子

 

そして2週目のSpeaking & WritingではTOEFL iBTが重視しているスキルである「学術的な」場面での「効果的な」コミュニケーションを念頭に、「学術的」「効果的」とはどういう意味かを踏まえSpeaking & Writingセクションにおけるより良い解答についてご解説いただきました。まずは両セクションともに概要と採点基準についてご説明いただき、SpeakingセクションのIndependent Taskに対しては例題を挙げて、それに対する解答例を示していただいた事で理想的な解答方法のイメージが持てたと思いますし、ReadingとListeningの力が求められる Integrated Taskではノートテイキングの重要性に触れつつReadingの際のポイントやReading、Listeningそれぞれで得た情報をどのように関連付けるのかもお話いただきました。そしてWritingセクションはIndependent Taskを中心に、パラグラフ・ライティングやエッセイの概念についてのご説明、そして例題を用いて具体的に解答の考え方をお示しいただきました。

ListeningやReadingのセクションのように明確な答えがないSpeakingやWritingセクションにおいては採点基準を踏まえて解答する事の重要性、また自らの意見を述べるためには発想力が大切である事をセミナーに参加された方々は実感されたのではないでしょうか。

 

TOEFL iBTスキルアップセミナーin京都の様子

 

さて、2週に亘るスキルアップセミナーを通じて、TOEFL iBTが単なる英語力を測定するテストではない事をあらためて実感しました。それはListening や Readingのセクションにおいて話し手や書き手の意図や内容を理解する力、情報を取捨選択する力が求められ、それらが日々の会話レベルから講義のような学術レベルまで幅広い場面の中で出題される点、そしてSpeakingやWritingセクションにおいては論理的に物事を考える力があるかどうか、そして如何に自分の考えを他人に伝える事が出来るか、つまりは説得する事が出来るかを測ろうとしている点でした。そして、これらの力は学生が勉強していく上で必要な力であると同時に社会に出てからも求められるスキルであると思います。留学するために必要なスコアではありますが、TOEFL iBTの勉強を通じて社会で活躍するために必要なスキルを養える事を再認識し、TOEFL iBTの良さをより多くの人達に知っていただき、取り組んでいただきたいとあらためて感じました。

 

最後に(西日本オフィスより)

両日のセミナーのアンケートを見ても参加された方々はセミナーの内容に非常に満足されておられ、大変好評でしたが、残念ながら今年度中のスキルアップセミナーの予定はございません。来年度も是非開催したいと思います。

 

■セミナーの概要

2012年11月11日、18日 TOEFL iBTスキルアップセミナー in 京都  

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