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達セミに学ぶ 英語学習のヒント

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英語教師による英語教師のための情報シェアの場「達人セミナー」通称「達セミ」をご存知ですか。毎週のように自発的かつボランティアで全国各地にて開催され、それぞれの授業方法を公開しシェアしています。基本的には中学・高校の教師の方々が中心ですが、その授業には英語を楽しく学ぶヒントがたくさん隠されています。その中から毎号1名の先生にレポートしていただきます。

今回のヒントはこれ:

  • 6分間の英語学習

巽 徹 先生

岐阜大学
巽 徹 先生

以前、本欄(VOL.76)で「英語表現との出会い3段階」をご紹介させて頂きました。ある英語表現に出会う度に、その表現が身近になり、やがて自分の言葉として定着していくというプロセスをお示ししました。外国語として英語を学ぶ日本の学習環境では、この「英語表現との出会い」をいかにして増やしていくかが、その成功の鍵になっているのは明らかです。

英語表現との出会いが多ければ、英語が身についていくチャンスも増えます。しかし、その「出会い」がなかなか起きにくいのも正直なところで、色々な表現と何度も「出会う」可能性を高めるには、意識的に「出会いの場」を設けていく必要があります。「就活」「婚活」に続いて、英語に出会うチャンスを高めるために意識的な英語表現との出会いをめざした活動「英活(?)」が必要となってきます。

「安い!早い!上手い!」という、外食チェーン店の宣伝文句ではありませんが、英語との接触量を増やすための「英活」でも、「無料!短時間!面白い!」など、手軽に学べて、しかも興味深い内容が提供されることが求められるでしょう。そして、それらは、学習が長続きするための条件であるとも思われます。

そこで、今回お勧めするのが、イギリスBBCの語学学習用サイト「Learning English」から、「6 Minute English」です。BBC「Learning English」は、ビジネス英語からニュースの中の英語、スポーツの話題、英語の文法や語彙、発音に関するものまで、幅広い話題と様々な英語の側面を扱った無料の総合的な英語学習サイトです。

中でも、「無料!短時間!面白い!」にぴったりなのが「6 Minute English」です。様々な話題についてラジオ番組仕立てに作られており、音声、スクリプト共に無料でダウンロードでき、mp3プレーヤーなどで簡単に繰り返し聞くことができます。また、タイトルの通り6分間と短時間。毎週1回更新され、2008年の配信開始以来、既に200以上のトピックを持ち、リスナーの興味関心に合わせて、好きな話題を選んで聞くことができます。扱われている話題は、その時々の時事的な内容を中心に、世界の仰天ニュースなども含め多種多様で興味深いものとなっています。

「6 Minute English」の活用方法は様々です。聞く人のニーズに応じて、自由に使ってみるのがよいでしょう。たとえば、①単に聞き流して楽しむ、②聞く前や後にスクリプトを読み、英語の表現を意識しながら楽しむ、③聞いた内容のあらすじを英語で書いてみる、④スクリプトを活用し、表現を確認しながらあらすじを英語で書いてみる、⑤聞いた内容のあらすじを誰かに英語で話してみる、⑥聞いた内容のあらすじを誰かに英語で話しているつもりで、頭の中でブツブツつぶやく、など、学習する人それぞれの英語の熟達度や伸ばしたい英語の力に応じて取り組んでみるとよいのではないでしょうか。週に1度「6分間の英語学習」いかがでしょうか?

■イギリスBBCの語学学習用サイト
「Learning English」-6 Minute English-
http://www.bbc.co.uk/worldservice/learningenglish/
general/sixminute/

巽徹先生によるTOEFLメールマガジン76号「英語表現との出会い3段階! | 達セミに学ぶ 英語学習のヒント」の寄稿文についてはこちら

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