TOEFL メールマガジン

達セミに学ぶ 英語学習のヒント

バックナンバーはこちら

英語教師による英語教師のための情報シェアの場「達人セミナー」通称「達セミ」をご存知ですか。毎週のように自発的かつボランティアで全国各地にて開催され、それぞれの授業方法を公開しシェアしています。基本的には中学・高校の教師の方々が中心ですが、その授業には英語を楽しく学ぶヒントがたくさん隠されています。その中から毎号1名の先生にレポートしていただきます。

今回のヒントはこれ:

  • 「英文を覚えるには、音読・パラパラ・心に残る例文の3つが重要」

有嶋宏一 先生

鹿児島県立甲南高等学校
有嶋宏一 先生

英語を学ぶ上で、英文を覚えることはとても大事です。なぜなら、英文を覚えてしまえば,「速くかつ正確な」英語を使えるからです。自分で考えて言うと、時間がかかり間違いやすいのです。例えば「それ、あげるよ」とは英語でなんと言えば良いでしょうか? ゴガクルというサイト(http://gogakuru.com)では“You can have it.”となっています。英語らしい表現ですよね。このような英文を多く覚えておくと、素早く正確な英語が表現でき、英語力も伸びてきます。

今回は、覚えるコツを3つ紹介します。それは、①音読、②パラパラ、③心に残る例文です。最後はちょっとコツとは違いますが、大事なことだと思うので付け加えます!

①音読

英文を覚えるには、まず音読です。発音の確認後、20回程度は読む必要があります。でも、ただ音読しても飽きますよね。だから「超良好発音読み」「なりきり読み(台風実況中のアナウンサー風に!?)」「超速読み(速く綺麗に)」など、少しずつ変化させて読めば楽しいです(ホントに!?)。あと、できれば誰かと一緒に、「超良好発音読み」「早読み競争」などをすると楽しいですよね。

②パラパラ

音読である程度覚えたら、次は書きます。まずは読んで覚えて、そして書いて正確さを高めます。これは、「パラパラ」と呼ばれる方法が良いようです。パラパラというのは、「英文を見て、ちょっと頭に残して、ひっくり返してさっと紙の裏に書く」というシンプルなものです。実はこの「ちょっと頭に残して」というところがコツです。パラッパラッと音がするぐらいにきちんとひっくり返して書くのがコツ。何度も裏返して見てよいのですが、紙をいちいちひっくり返すのは面倒なので、自然とできるだけ英語を大きな単位(単語→句→節→文)で覚えるようになります。英語力を高める良いトレーニングにもなります。

③心に残る例文

実は僕は、一番大切なのは、例文の内容だと考えています。感動する英文、心に残る英文であれば、自然と覚えたくなります。言葉は道具などではなく、「気持ち」を運ぶ大切なものです。英文を覚えるやり方も大事ですが、まずは心にぐっとくる、思わず覚えたくなる例文を見つけることが大切です。

ではどうやって探せば良いでしょうか。映画・本から好きな英文を集めるのも良い方法です。例えばスヌーピーの「大好きって手をつないで歩くこと」やKim Casaliの「Love is…」などの本にも良い英文が載っています。また、上述の「ゴガクル」もとても良いサイトです。例文も豊富で、気に入った「例文集」を自分で作ることもできます。

以上、英文を覚える際の3つの大事なコツを示しました。いかがだったでしょうか。最後に、現在私がもっとも気に入っている例文をお示しして終わりにします。

Today is the first day of the rest of your life.
「今日は残りの人生の中で、一番最初の日だ」(アメリカの諺)

 がんばっていきましょう!

鹿児島県立志布志高等学校 有嶋宏一先生によるTOEFLメールマガジン 61号「SELHi校の試行錯誤」ご寄稿文はこちら

▲このページのトップへ戻る▲