初めての海外ボランティア。期待と共に不安もいっぱい、、、でもそれは誰もが抱えるものです。体験者の話を聞けば自分にもできると感じられると思います。
今回のレポートは、自然豊かな南オーストラリア・アデレードでの環境保護ボランティアに参加された古長谷さんの体験をご紹介します。

参加後は環境に対する意識が高まるとともに、ドイツ人の友達ができたことにより滞っていたドイツ語の勉強も再開されたそうです。

行動力に自信がついた2週間の体験をぜひ参考にしてください。

古長谷さんが参加したボランティア

オーストラリアとニュージーランドで活動する短期環境保護ボランティア。海外から集まったボランティアメンバーと現地のリーダーとともに植林や種子の採取、遊歩道の整備、外来種の除去などを行う。ボランティアハウスなどで共同生活を送るのでメンバーとの交流も深まる。オーストラリア、ニュージーランド国内に複数設定された集合都市から希望を選び、参加期間は1週間単位で決められる。 
--- >ボランティアプログラム内容の詳細

アデレードについて

南オーストラリア州。 新天地を求めた自由移民により1836年に築かれたユートピア。イギリス風の美しい街並みの中心部シティと豊かな自然が魅力の南オーストラリア州の州都。 オーストラリアで最大の川、マレー・リバーやダイナミックな自然が保存されたKangaroo Island ではアジア大陸とはまったく異なる植物、自然に触れられます。

また、アデレードは”The Festival State”というニックネーム(車のナンバープレートにも書いてあります)の通り、お祭りやイベントがたくさん開催されます。

参加したきっかけ  ---> TVで見たアデレードの魅力にひかれ

英語を実際に使う機会を作りたかったということと、もともと動物や自然が好きでTVで観たオーストラリアのアデレードが魅力的だったので、アデレードでの環境保護ボランティアを選びました。 相手の伝えたい内容を理解できる程度の英語力はあったものの、英語が話せるのか、そもそも実際聞き取れるのか不安でした。

活動内容 ---> 国立公園での植林やカンガルーアイランドでの種子採集やバードウォッチング

1週目はシティから車で約4時間のNaracoorteという国立自然公園で外来植物の駆除や植林を行いました。

メンバーはお母さんのようなチームリーダーキャサリンとドイツ人2人の計4人。Naracoorte National Caves Parkは世界遺産にも登録されており、作業後にみんなで洞窟見学をしてコウモリを見たり附属の博物館で太古の動物の姿を見たりしました。

2週目はシティからバスで約2時間+フェリーで約45分のカンガルーアイランド(Kangaroo Island)という離島で外来植物の駆除や植林や種子の採集やバードウォッチングをしました。メンバーはチームリーダーのマイクとペギーとオーストラリア人2人とノルウェー人1人の計6人。人口4000人の美しい海に囲まれたこの島ではカンガルーをはじめワラビー、コアラ、ハリモグラ、ペンギン、ポッサム、野鳥など様々な野生動物を間近に見ることができました。

プロジェクトリーダーをはじめ現地受入れ団体の方々は、理解できないところがあればわかりやすく説明してくれたりみんなとても親切でした。特に2週目のリーダーのマイクとペギーのご夫婦は有名な研究者で環境や生態系についていろいろな話をしてくれました。

1週目のドイツ人2人は同い年でとても明るく、音楽やテレビの話で盛り上がりました。2週目のメンバーはとても環境に対する意識が強くチームリーダーに積極的に質問していて、私も動物や鳥の名前などを教えてもらいました。

 

▲トップへ戻る▲

活動以外の時間 / 宿泊施設・食事 ---> 山小屋での原始的生活にとまどうも、仲間とゲームや話が盛り上がり楽しい生活

1週目はコテージ、2週目は山小屋とテントに泊まりました。2週目の施設がお湯を汲んだバケツを滑車で吊るして流れるシャワーで予想以上に原始的な生活に最初は戸惑ってしまいましたが、どちらもとても快適で都心から離れた生活を満喫することができました。

食事は朝食・昼食は各自でサンドイッチやトーストを作って食べ、夕食は当番制でリーダーのお手伝いをして作りました。

活動後の夜はメンバーと一緒にテレビを見たりボードゲームをしたりお菓子を食べたりとても楽しく過ごせました。みんな歳が近い学生だったのでいろいろな話をしました。

休日はシティのボランティアハウスからトラムを利用してショッピングに行きました。

活動最終日~帰国まで ---> 夜の野生動物に見送られての別れの後は、市内観光を満喫

最終日は1日作業をして夕食の後メンバーとフェリーとバスに乗ってシティに帰りました。リーダーのペギーとマイクとはフェリー乗り場でお別れで、フェリーに乗る前、車で島を回ってくれて夜のカンガルーやペンギンを見ることができました。メンバーとはFacebookで友達になり今もたまにコメントしあったりしています。

プロジェクトの後はシティのホテルに3泊しアデレード市内を観光しました。動植物園や博物館やアボリジニの文化研究所やRundle MallというショッピングストリートやGlenelgというビーチなど様々な場所を観光しました。

 帰国の際シドニー空港で乗り換えの時間を6時間取ったので地下鉄を使ってオペラハウスなどシドニー観光も楽しみました。

 

印象に残っていること ---> お皿の洗い方の違いにびっくり! 失われる美しい自然に危機感も

以前から知ってはいたもののお皿の洗い方の違いを実際に見て驚きました。オーストラリアやヨーロッパ圏では皿を洗うとき日本のように水を流しながら洗いません。シンクに溜めてある泡立ったお湯にくぐらせるので洗剤が落ちていないこともしばしば。日本の洗い方に慣れていると抵抗があるかもしれませんが、これも文化です。些細なことでもカルチャーショックを受けることが度々ありましたが、お互いに受け入れることが大事であると改めて実感しました。

Kangaroo Islandでカンガルー、ワラビー、コアラ、ハリモグラや様々な鳥など野生の動植物を見たり、休日にボランティアハウスに住むエリアリーダーのご夫婦にCleland Wildlife Parkという自然保護公園に連れて行ってもらったときに絶滅の危機に面していたり環境汚染によって病気になる動物たちをたくさん見たこと。美しい自然の一方で失われていく自然を目の当たりにしました。

参加してみて ---> 行動力、外国語を学ぶ意欲が向上  一人一人の環境意識の高さが自然を守ると実感

出国からずっと一人だったので以前より行動力がつきました。自信もついたし、いろいろな世界を見たいので、時間があれば国内外問わずまたボランティアや旅行に行きたいなと思います。 また"英語"の認識が"科目"というより"コミュニケーションのツール"であると実感したため英語の学習に積極的になりました。今まではTOEICなど試験向けの単語の暗記中心でしたが、映画や音楽や雑誌などで実用的な英語に触れたり会話表現を学んだり学習の方法も変化しました。ドイツ人の友達ができたので以前勉強していたドイツ語も再開するようになりました。

環境保護ボランティアということでたくさんの自然と触れあい、環境問題についてもより関心が湧きました。ボランティアワークやプロジェクト内での生活を通じて、人間は科学や技術を手放して生活することはできないけれど、一人一人の環境に対する積極的な姿勢が環境保護に繋がるのではないかと思いました。水不足が深刻なオーストラリアではシャワーや食器洗いの水は最低限だったり、スーパーでは誰もがエコバックを持参していたり、各地で世界中から来たボランティアによって植えられた植物が成長し緑を取り戻しつつある光景が見られたり、一人一人の環境意識の高さがオーストラリアの美しい自然を維持しているのではないかと感じました。

これから参加される方へ

海外に一人で・・・というのは不安だと思いますが、今後の自信にも繋がるし旅行では出来ない体験が出来る貴重な機会です。

エコボランティアに限らず、大事なのは十分な準備と積極的な姿勢と楽しむことだと思います。

たった数週間だけど一生の思い出になる貴重な体験です。数週間長いようであっという間なので悔いのないように充実した日々を過ごしてください。

 

▲トップへ戻る▲

費用

 
参加費用
¥85,000(オーストラリア・アデレード/2週間)
※参加当時の費用
CIEEメンバー会費
メンバー校在学のため免除
航空券代金
約¥140,000(カンタス航空・9月出発)
持参した金額
現金 約¥80,000
トラベラーズチェック
¥0
実際に使用した金額
約¥70000~¥80000
(交通費、活動期間以外の食費、お土産、旅行など)
クレジットカード
約¥80,000
 
 

持ち物


役だった物

洗濯物を干すロープ、レインコート(上下)
持っていけばよかった物
ドライヤー

その他の準備〇と×

  • 〇 メンバーに空港のお土産屋さんで買った日本の飴をプレゼントしたり日本食を作ったりしたら喜んでくれました。
  • × ホテルにアメニティがない場合が多く、シャンプーやカミソリなどは現地のスーパーで購入しました。

次はあなたが

オーストラリア/ニュージーランドでの環境保護ボランティアは、年間を通じて参加者を募集しています。
申込締切はプログラム開始日の4週間前。自分も古長谷さんのような体験がしてみたい!と思ったら今すぐWebサイトの情報を見てプランを立てましょう。
次はあなたのストーリーをここでご紹介できるのを楽しみにしています。

 

▲このページのトップへ戻る▲