体験レポート

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様々な場面で自分の人間力が試された2週間

今回はオーストラリア(アデレード)で活動した大学生の方の体験レポートをご紹介します。 参加のきっかけや現地での生活について、体験者の声を詳しくご紹介します。参加をご検討の方は是非お読みください!

 

  • 【参加者】 前橋 令奈さん 大学生 (参加当時)
    【参加プログラム】 オーストラリア/ニュージーランド「環境保護」
  • 【活動先】 オーストラリア・アデレード
  • 【参加時期】 8月
    【参加期間】 2週間

ボランティアをしながら英語を学ぶというユニークな発想に惹かれました

去年の夏頃から大学のポスターを見て国際ボランティアに興味が湧いていました。本当に行く気満々で以前ボランティアに行った先輩から色々な話を聞いたり、何度もCIEEのウェブサイトを覗いて想像を膨らませていました。

私はボランティアに興味があり小さい頃から発展途上国のドキュメンタリー番組をよく見ていました。オーストラリアは発展途上国ではないですが、ボランティアに必要な精神が学べる、また大好きな自然に触れ合えると思いました。そんな理由で行くことが夢だったこの国に決めました。また、自分の英語力を確かめてみたいという気持ちもありました。

私は大学でベトナム語と英語のダブルメジャーで勉強しています。ベトナムへは同じ年の冬に行って勉強のモチベーションが上がったので英語もその様な形で意識を高めたいと思ったので参加を決めました。

穏やかな時間が流れる美しい街

私が滞在したアデレードはコンパクトシティーと呼ばれ、徒歩20分圏内で学校や病院、買い物などが済ませられる便利な街となっています。都会ではないですが、美しい教会や公園が多く存在し、いくつかの建物には芸術的なペイントがなされるなど街全体が自然と芸術に溢れ、穏やかな時が流れています。

私はトラムを移動手段として頻繁に利用しました。このトラムは数分間隔で駅に止まるのでとても便利です。私は休日にグレネルグビーチに行ったのですがとても綺麗でした。周辺には様々なカフェやお土産屋さんなどが並んでいるので1日かけてゆっくり回るのがオススメです。また、南オーストラリアではコアラを抱くことが出来ます。全ての動物園とは限りませんが、私が行ったCleland wildlife parkという動物園はコアラを抱くことができました。コアラの他にもオーストラリア固有の動物に触れ合えることができました。

アデレードには大きなショッピングモールもあるのでそこで買い物をするのも楽しいですよ。


アデレードのビクトリアスクエアの写真

オーストラリアならではの広大な大地でのボランティアを体験

私はConservation Volunteer Australiaというボランティア団体の一員として活動しました。この団体はオーストラリア全土に存在し、環境を保護するために色々な場所で活動をしているそうです。

1週間目は朝8時にオフィスに集合し、それから車で活動場所に行き9時から15時まで活動をしました。活動場所はアデレード公園とブルックフィールドという自然保護公園でした。どちらもものすごい広い公園です。アデレード公園では外来植物の草取りを主にしていました。

ブルックフィールドへは車で約2時間。1泊コテージに泊まるので、食料を持って行きました。また、この公園には野生のウォンバットやカンガルーが生息しています。ここではウォンバットの歩く道を作るための草取りをしました。

2週間目はミステリープロジェクトといって活動場所が当日まで分からないという様になっていました。グレネルグビーチに行ってゴミ拾いをしたり、日帰りでブルックフィールドへ行ったりしました。

英語については早くて少し訛りのある英語と難しい専門用語に圧倒され聞き取るので精一杯でした。初めて知った単語や言いたかったフレーズは宿泊先に帰ったら調べるようにしていました。メンバーの方々は年配の方もいたので会話に入れないこともありました。しかし、皆さん優しく話しかけてくれたり、冗談を言って楽しませてくれたので地道な作業もやりきることができました。


Glenelg beachでのゴミ拾いをした時の写真


野生のカンガルー

野生のウォンバット


Brook field conservation parkでの夕日

 

ある一日のスケジュール
  • 7:00 起床
    7:50 オフィスへ出発(徒歩10分ほど)
  • 8:00 メンバーと合流、活動場所に出発
    9:00 ボランティア開始
    (モーニングティータイムと昼食含む)
    15:00 ボランティア終了
    16:00 ホステルへ帰宅(寝たり、日記を書いたりしました)
    18:00 夕食(みんなで作って食べました!)
  • 23:00 就寝(毎日寝る時間はバラバラでした)

涼しく過ごしやすい気候

8月といえば日本では夏ですが、オーストラリアでは真逆の冬でした。冬といっても日本ほどコートを着込んだりマフラーをしたりしている人はあまり見ませんでした。私は寒がりなので持って行きましたが、着ていてもどんどん暑くなってきて最終的には手で持っていました。日本の秋頃の服装で丁度良いと思います。ただ、山の方に行く時や夜に出歩く時はコートやマフラーがないと寒いです。

滞在施設はYHAというホステルでした。設備は本当に綺麗でお洒落でした。1部屋6人部屋なのですが、様々な目的で滞在している人がいて色んな話をする事が出来ました。また、ホステルが開催するBBQや卓球大会などのイベントに参加したりしました。

食事は備え付けのキッチンでメンバーと作って食べました。コインランドリーも付いているので洗濯は安心です。私の場合、ポケットWiFiを持って行ったのでネット環境には困りませんでしたが、持ってきていないメンバーはホステルやレストランの無料WiFiがある場所で携帯を使っていました。


YHAホステルのイベントであるBBQの写真

休日も学ぶことが盛りだくさんで勉強の日々でした

メンバーの外国人の方は1人でした。ドイツ人の方で今ベトナムに住んでいると聞いたのでベトナムについての会話が弾んで嬉しかったです。

休日には動物園に誘ったのですが、1人で行きたい場所があったのか断られてしまいました。このドイツ人の方とは休日はあまり交流出来ませんでしたが、ボランティアの時間や食事の時間はたくさん会話しようと努力しました。

休日は割り切って日本人と遊ぼうと決めました。動物園やショッピングセンター、ビーチなどウェブサイトでアデレードの観光地を調べて行きました。バスやトラムなどの交通機関を使って行く事ができました。英語で食べ物を注文したり、洋服を買ったりするのは初めてだったので新鮮でした。また、違う大学のメンバーの色々な話が聞けてとても良い刺激になりました。外に出るだけで周りは英語で溢れているのでとても勉強になりました。

1日だけ1人旅をする事ができたので教会や博物館、カフェ巡りをしました。博物館でチケットを購入する際に受付の人と話が噛み合わなくて焦りましたが簡単な単語を言って何とか乗り切りました。写真もたくさん撮って楽しかったです。


休日に1人旅をして見つけた景色

恥じらいや遠慮を捨て、勇気を振り絞ることが大切だと実感

私の拙い英語でも、理解してくださる方がほとんどでした。メンバーのドイツ人の方は日本人の英語が聞き取りにくいのか、何度も"sorry?"と聞き返されました。上手く英語が伝わらないことで自己嫌悪になったりしましたが、優しい方だったのでゆっくり分かりやすく話してくださいました。

聞かれていることは分かるのですが、言いたいことが言えない、伝わらないということが本当に悔しかったです。通じない時はやはりジェスチャーをしたり辞書を見せたりして伝えました。分からない単語は聞くように心掛けました。

ホステルに帰ったら今日初めて知った単語や言いたかったフレーズなどをノートに書いて次の日に一回は言おうと決めていました。ボランティア初日には早すぎて聞き取れなかったリーダーの話も2週間後には大まかに聞き取れるようになっていたので嬉しかったです。

オーストラリアに滞在中、やはり日本の良さはたくさん感じました。時間通りにくる電車の便利さはもちろん、お店の店員さんの丁寧な接客は改めて日本の良い所だなと思いました。電車を時間通りに待っていても、アナウンスがないのでもう行ってしまったのか、それともまだ来ていないのか分からないのでとても困りました。

ハプニングも楽しかった思い出に!

ボランティア活動中に車のバッテリーが上がりエンジンがかからないというハプニングが起こりました。 すぐに帰れないと思っていましたが、リーダーの判断で近くの駅からトラムで帰ることになりました。ハプニングでしたが初めてトラムに乗れて楽しかったので良かったです。

もう1つはブルックフィールドから出られないというハプニングです。車に乗って出発したのですが、道を知っているはずのボランティアメンバーが帰り道を見失なってしまいました。この公園は360度草木に囲まれていて様々な方向に道が繋がっています。どこを見ても同じ景色なので方向感覚が分からなくなってしまうのです。こんな状況でもメンバーはカメラ片手に必死にウォンバットを探していたので私も一緒に探しました。最終的に、オフィスに電話をして位置情報を教えてもらい帰り道を案内してもらえることができました。

オーストラリアの環境を肌で感じ、英語力だけでなく人間力も養われました!

一人で海外に行き、見知らぬ人と一緒に活動するのはとても不安だと思います。私もそうでした。英語はスラスラ話せないしコミュニケーション力も乏しいからです。ですが、自分の意見を言わなければ何も伝わりませんし、気持ちを察してくれることもありません。

どんなに文法が汚くても単語が分からなくても自分の意見を発信することが大切だと実感しました。単語が分からない時はジェスチャーをしたり紙に書いたりすると良いと思います。伝えたいという気持ちがあれば、外国の方も理解しようとし色んな事を教えてくれます。

英語が出来たに越したことはないですが、英語が話せないからといって諦めるのは勿体無いです。少しでも英語を頑張りたいと思うなら参加するべきです。

このボランティアには様々な魅力が詰まっています。国際ボランティアなど誰もが経験できるものではないと思います。きっとあなたの素晴らしい経験、一生の思い出になりますよ。


メンバーの日本人2人の活動期間が終わり、送別会をした時の写真

旅メモ

航空券

約130,000円(羽田〜シドニー経由アデレード往復)
*全日空機で行きました。アデレードまでの直行便が無いのでシドニーで乗り継ぎをしました。

持参した金額

現金 50,000円
クレジットカード なし
*私はクレジットカードを持っていないので現金のみ持って行きました。クレジットカードを持っていた方が気持ち的に楽だと思います。

実際に使った金額

現金 40,000円
クレジットカード なし
*滞在費と食事代はボランティア参加費に含まれているので、お土産代や観光代として使いました。

役立った持ち物

コンセント(形状変換)、ポケットWiFi、カメラ、電子辞書

無くて困った物

カイロ
*山付近や夜は冷え込むので、コートの他にも防寒グッズを持って行った方が良いと思います。

日本を紹介する物・お土産

私は向こうでは自炊と聞いていたので、カレールウ・海苔・ツナ缶・乾燥昆布・インスタント味噌汁を日本を紹介する食事にしようと持って行きました。また折り紙や京都の絵葉書、抹茶チョコレートを持って行きお土産にしました。

前橋 令奈さんが参加したプログラム

オーストラリア/ニュージーランド「環境保護」

チームメンバーと交流をしながら環境保護活動を行う
ワークキャンプ型プログラム

オーストラリア/ニュージーランドで、チームメンバーと交流をしながら環境保護活動を行うワークキャンプ型プログラム 植林、種の採取、外来種の除去、フェンスや遊歩道の整備などの環境保護活動に従事する。 ボランティアハウスなどの施設でメンバーと共同生活。参加は1週間から可能。

オーストラリア/ニュージーランド「環境保護」プログラムの詳細はこちらをご覧ください